インフルエンザのツライ症状を避けるには、
予防接種が欠かせません。
でも予防接種を受けたら調子が悪くなった…
という話も耳にします。
これは副作用なのでしょうか?
その副作用にはどんな症状があって、
どれくらい続くものなの?
そこで今回はインフルエンザの予防接種を受ける上で、
気になる副作用について説明していきます。
インフルエンザの予防接種副作用 子供が受ける前に知っておくこと
インフルエンザの予防接種と聞くと、
こんなイメージを持っている
ママさんパパさん達も少なくない
と思われます。
確かに予防接種を受けた人の約10%の人に
なんらかの副反応が見られるようです。
主な副反応は以下の通りです。
① 腫れ、痛み、打った箇所が固くなる
② 発熱、嘔吐、下痢、悪寒、めまい、倦怠感特に子どもに多く見られる副作用は
1歳~3歳未満:湿疹、下痢、発熱、紅斑(皮膚の表面が赤くなる状態)顔面浮腫
3歳~13歳未満:発熱、頭痛、嘔吐、食欲減退、倦怠感、紅斑
これらの症状は普通2~3日の間に治ります。
もし熱っぽさを感じたら、
水分補給や濡れたタオルで身体を冷やして対処しましょう。
独断で市販の解熱剤を使うことは危険なので止めて下さいね。
また、注射した部分の周囲以外で
肘や肩まで広範囲に腫れが生じたら、
過剰反応の可能性があります。
この場合は必ず医師に相談することをおススメします。
まれなケースではありますが、
予防接種によって重篤な副作用が起こることもあります。
例えば
全身に強いアレルギー反応が表れるアナフィラキシー症状、
短時間で末梢神経が麻痺してしまうギランバレー症候群
などが挙げられます。
子どもにこんな症状が現れたら、
こちらもパニックになってしまいそうですが、
落ち着いて速やかに病院で受診しましょう。
インフルエンザの予防接種副作用の代表的なものは高熱
インフルエンザの予防接種は、
身体の中に抗体を作って免疫力を作ることを
目的としています。
発熱が起きるということは、
身体が抗体を作る過程でウイルスと闘っているということを意味します。
発熱自体は何か特別な危険なサインではないと思われています。
また発熱は100人中5~10人ほど見られるようで、
平均的に37.0度から38.5度くらいの熱が出るようです。
基本的に発熱が起きたら2,3日は安静にして、
休養を取れば落ち着きます。
ただ症状が悪化したり長引いたりした場合は、
医師の診察を受けましょう。
インフルエンザの予防接種の副作用っていつから出るもの?
それでは副作用は予防接種をしてから、
どれくらいで出るものなのでしょうか?
一般的な副反応が起き始めるのは、
接種後6時間ほどしてからと言われています。
ただ個人差があるので、
人によっては18時間くらいたってから症状が出る人もいます。
注射をしてから2日目の夜に、38度の熱を出しました。
普段、熱を出さないのでびっくりしてしまいました。
鼻水や咳などの風邪の症状はなく熱だけなので、
恐らく予防接種の副作用だったと思われます。
熱が出たのは2日目の夜だけで、
それからは、元気にしていました。
予防接種当日は、少し機嫌が悪くなり、
翌日は食欲が減り、その夜に熱が出たので、
もしお出かけの予定がある場合などは予防接種を避け、
予防接種から数日は何も予定を入れないことをお勧めします。
そのため、予防接種をしてから30分はこうした反応がなければ、
重い副作用はないと考えても良いようです。
ちなみに副作用が出る確率としては、
1,000,000分の0.35ほどという低い数値です。
とてもまれなケースですが、
痙攣やショック状態などの重い副反応が起きることがあり、
この場合は接種後すぐに反応が出ると言われています。
そのため予防接種を受けた後の30分間は、
医師とすぐに連絡がとれるような状況にしておく必要があります。
急な副作用が出る可能性があるためです。
一般的にインフルエンザの予防接種による副作用の多くは、
24時間以内に現れるようです。
もしも我が子に痙攣や何か異常な症状が現れた場合は、
すぐに病院へ受診してくださいね。
まとめ
インフルエンザの予防接種による副作用は、
風邪の症状のとても似ています。
ただ長くても2,3日で治る軽い症状が多いのも特徴です。
ママやパパはそれほど心配しなくても大丈夫なようですね。
でもどうしても気になるときは、
かかりつけのお医者さんに診てもらってください。