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春が近づいてくるとイギリスでも話題になるのがイースター。

キリスト教圏ではクリスマスよりも重要な意味を持つイースターですが、その時期と意味について今回は書いてみたいと思います。

イースターはいつ?2016年日程

イースターの日程は毎年違い、とある一定の基準を持った計算の仕方によって決められています。

そこで、ここでは、22016年のイースターがいつか?をご紹介したいと思います。

まず2016年のイースターは、3月27日(日)です。

ちなみに、過去と向こう数年のイースターは、

2014年4月20日
2015年4月5日
2016年3月27日 ← 今年はここ
2017年4月16日
2018年4月1日
2019年4月21日
2020年4月12日

 

ちなみに過去一番早いイースターは1913年3月23日、一番遅いイースターの日は1943年4月25日でした。固定していないと言っても、約1ヶ月違うこともあるのでびっくりですね。

そして、イエス・キリストが十字架に架けられて死んだ日をグッドフライデーといい、イエス・キリストが3日後に復活した日ををイースターサンデー(復活祭)といいます。キリスト教においては、イエス・キリストが誕生したクリスマスよりも死から復活したイースターの方が重要な意味を持つのです。

ちなみにイギリスの学校では、このイースターを挟んで前後1週間イースター休暇があります。

イースターの日程の決め方

イースターの日程はどうやって決めるの?

という疑問ですが、

1.まずは春分の日を計算の基軸とします。
2.春分の日がきた最初の満月
3.そして、最初の満月の後の日曜日がイースターとなります。

 

地球には時差があり、春分の日程は国によって全く違ってくるということになります。

でもそれじゃあ、世界中の春分の日が違うってことにもなりかねず、みんなで祝えないのは残念です。なので、キリスト教圏の教会では、春分の日を3月21日と固定しています。

そうすると、最初の満月、そしてその満月がきた後の日曜日とすれば良いので、毎年イースターの日は変わってしまいますが、世界中でお祝いができるというわけなんです。春分の日を固定するという考えは、その当時にしては斬新なアイデアでしたね。

イースターの名前の由来

イースターの名前の由来ですが、ゲルマンの「春の女神(Estera)」を語源としています。イエス・キリストが十字架に磔に合い処刑されたのですが、その3日後に復活。死という殻を打ち破って復活した、命の再生、春という意味を込めてイースターと呼ばれるようになりました。

イースターでは、「復活」という言葉がキーワードになります。キリストの復活こそが、「罪」と「死」という人類がかかる命題に打ち勝った勝利であり「救い主」であるので。

そして、その復活と新たな生命を象徴するのが、「たまご」であり、多産で命を象徴する「うさぎ」なのです。イースターでは、うさぎや卵をモチーフにして親しみやすく子供達とイースター(復活祭)お祝いしています。

イギリスでも、うさぎの格好になってイースターエッグハントをして楽しむ遊びがあちらこちらで見られます。卵の殻にペイントをしたり、チョコレートの卵をあちこちに隠して見つけるという遊びです。

まとめ

キリスト教の1年最大のイベントであるイースターの決め方は、自然の法則に沿ったものだったということが分かりました。

2016年は、例年よりも早めの3月下旬。少し肌寒さを感じながら、エッグハントを楽しみたいと思います。

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