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2月3日は節分の日。

節分にどうして豆をまくの?と子どもに聞かれたらなんと答えますか?

 

日本には様々な風習、文化があります。私達大人も子どもの頃から普通に行っていた行事なので、特に疑問に感じませんでしたが、私も幼少時にどうして豆をまくの?と母親に聞いたような記憶があります。

「節分てなあに?」
「どうして豆をまくの?」
「どうして鬼は外、福は内って言うの?」

などなど「どうして質問」をぶつけてきます。

今回はそんな子ども達のために、豆まきの由来を分かりやすくご紹介していきます。

豆まきの由来とは!?子どもにも簡単に分かる説明

元々は中国の風習が日本に伝わってきたようです。そもそも日本で豆まきが始まったのは、平安時代の宮廷行事である大晦日の夜の追儺の行事と言われています。

これは、方相氏(ほうそうし)と言う頭に角の生えたクマの皮をかぶり、黄金の四つの目の仮面を付けて右手に鉾、左手に楯を持った者が現れます。この者が大きな掛け声と共に鉾で楯を打つと、民衆が悪鬼、疫鬼を追い払うという行事のようです。

これが平安末期から鎌倉、室町時代になると、これまでとは反対に方相氏が鬼として追い払われる、逆転した現象が起こります。室町時代からは節分鬼やらい、という名前で広まり現在の節分の豆まきになっていったと考えられています。

子どもに分かりやすく説明するときは、

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昔京都に鬼が出ました。毘沙門天(びしゃもんてん)という神様が、豆を鬼の目に投げつけなさい、とお告げを出しました。それで人々が豆を鬼めがけて投げつけたところ、鬼を退治できたそうです。このお話から節分には豆をまくようになり、鬼や悪いものに豆をまいて家の外へ追い出すようになりました。豆まきをして新しい良い年を迎えましょう。

 

と絵などを交えてお話しすると分かりやすいですね^^

豆まきの由来!?大豆を巻くのはなぜ?

豆まきの豆は、なぜ大豆なのでしょう?

正確には炒った大豆をまきます。生の豆だと、まき終わった後拾い忘れたものから芽が出る場合がありますよね。これは縁起が悪いそうです。現代でも拾った豆は衛生上良くないので、殻付きの落花生をまくところも多いようです。ちなみに私の子ども頃は毎年落花生でした。まき終わった後は、自分の数え年の数だけ豆を食べると、病気にならず一年間健康でいられると言われています。

また一般的に豆をまく場所は、部屋の奥から順番にまいていき、最後は玄関へ向かってまくようにします。

その後は玄関から出て外でもまきますが、マンションなど集合住宅に住んでいると出来ない場合がありますよね。そんなときは、家の中だけで全力で豆まきを楽しんでください。

豆まきの由来が良く分かるおすすめ絵本は?

次に小さい子どもにも分かりやすく教えてくれる、豆まきの由来が分かる絵本をご紹介します。鬼の中にも心が優しい鬼、寂しがりやの鬼、気さくな鬼などいろいろいるようです。

鬼はー外!と追い出すのが可哀想に思ってしまう鬼たちが登場する本もあります。魅力的な鬼もたくさんいるので、ぜひ読み比べてみてください。豆まきが終わって豆を年齢の数だけ食べた後に、読んでみてはいかがですか?

まめのかぞえうた (たんぽぽえほんシリーズ)

“ひとーつ、まめ、ひとつ、あったとさ。ふたーつ、ふたごのはっぱのあかちゃん、げんきよく、でてきたよ…“と言う豆の数を数えるたびに豆が成長していく数え歌です。絵本の表紙に描かれているたくさんの豆がとてもカワイイです。裏表紙を見ると鬼も豆も食べています。家族みんなで楽しめる絵本です。

おにはそと (こどものくに傑作絵本)

こちらはユニークな絵本です。豆まきのおかげで鬼たちは逃げ出しますが、残されてしまったカワイイちび鬼は、人間の子どもと仲良くなります。そんな中、ボス鬼がちび鬼を連れ戻しに鎧を着てやって来るのですが…。心が和む楽しい絵本です。

おにはうち ふくはそと (ひさかた傑作集 (5))

タイトルがちょっと変ですよね。実は豆を変えない貧しい夫婦が、気分だけでも節分を楽しもうと豆まきを始めました。その掛け声がおにはーうち、と間違えてしまいます。すると鬼がやってきて…この夫婦はどうなるのでしょう?笑える楽しいお話しです。

まとめ

一言で豆まきと言っても、かなり奥が深い行事ですね。家族みんなで数え年の数だけ豆を食べて、病気知らずで健康な一年を過ごしましょう。

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