季節的に春になる5月。

晩春と言われるのにふさわしい時期で、少し汗ばむ日もありますよね。そんな5月に出す手紙の時候の挨拶は春を意識します。生命の息吹を感じさせるような挨拶が一般的です。今回は5月の時候の挨拶についてご紹介していきます。

時候の挨拶!5月の手紙の文例

2bc26515f649284b22cc3d183e72470f_s

5月の時候挨拶に使われる季語は、春を感じさせるものが多いです。

・若葉の候
・緑風の候
・新緑の候
・初夏の候
・立夏の候
・軽暑の候
・晩春の候
・暮春の候
・葉桜の候
・晩春初夏の候
・薫風(くんぷう)の候
・残春の候
・惜春(せきしゅん)の候
・万緑の候
・風薫る季節
・晩春の季節

次は手紙の書き出し例文です。

・向暑のみぎりでございますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
・風薫る五月がやってまいりました。お元気でいらっしゃいますか。
・さわやかな季節となりました。毎日お元気でご活躍のことと存じます。
・青葉繁れる好季節を迎え、ますますお健やかにお過ごしのことと存じます。
・吹き抜ける風がなんとも心地よく感じる今日このごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
・気持ちのいい五月晴れがつづきますが、貴地方ではいかがでしょうか。
・行く春を惜しみながらも、心はすでに夏の到来を待ちわびております。お元気でいらっしゃいますか。
・八十八夜も過ぎ、夏の訪れを感じるころとなりました。お健やかにお過ごしのことと存じます。
・木々の緑が目にまぶしい今日このごろ、お元気でお過ごしでしょうか。
・庭に鳥たちがやってくるようになりました。貴地方ではいかがでしょうか。
・目に青葉山ほととぎす初鰹の旬が思われます好季節、お健やかにお過ごしのことと存じます。
・暦の上ではもう夏なのですね。家族の皆様もお変わりありませんか。
・新緑の美しい季節になりましたがお元気お過ごしでしょうか。
・青葉若葉のさわやかな風の吹く季節になりましたが、家族の皆様はお変わりありませんか。
・まるで夏を思わせるような陽気になりました。みなさんお変わりなくお過ごしですか。

時候の挨拶!5月の手紙の結び

手紙の結びには相手を気遣う言葉で結ぶと、心温まる締めくくりになります。

・木の芽どきの体調の崩しやすい季節です。お身体をおいといください。
・大空を泳ぐ鯉のぼりのようなご活躍を期待しております。
・爽やかな季節です、いつにも増して活動的に過ごしてください。
・爽やかな五月晴れの日々を、ますますお元気でご活躍くださいますようお祈り申しあげます。
・梅雨のはしりで気まぐれな空の下、十分お体にお気を付けください。
・まだ肌寒い日もあるかと存じます。どうぞおいといください。
・我が家の庭のつつじが見ごろとなりました。一度見にきてくださいね。
・若葉の季節は、何事にも度を越してしまいがちです。どうかご自愛のほどをお祈り申し上げます。
・五月病になる人もいるそうですので、体調管理を万全になさってください。
・晩春の愁いの季節ですので、ご自愛のほどをお祈りいたします。

時候の挨拶!5月ビジネス例文

ビジネス向けの挨拶の手紙には以下のような時候の挨拶が使われます。
一般的な挨拶の手紙と同じように○○の候、○○のみぎりなどいずれかで繋げます。

・晩春の候、
・残春の候、
・惜春のみぎり、
・藤花のみぎり、
・葉桜の候、
・薫風の候、
・陽光の候、
・万緑のみぎり、
・新緑のみぎり、
・青葉のみぎり、
・若葉の候、
・立夏の候、
・初夏の候、
・梅夏のみぎり、
・向暑のみぎり、
・軽暑のみぎり、
・微暑のみぎり、

手紙例文

・晩春の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
・新緑のみぎり、皆様におかれましては、なお一層ご活躍のことと拝察いたしております。

関連記事:時候の挨拶!4月手紙の例文と結びの言葉

「選べる部分脱毛」

まとめ

時候の挨拶というのは季節やその時の天気に応じた気持ちや季節感を表す言葉です。

時候の挨拶と安否の挨拶をまとめて書くことで、表現しやすいすっきりした文章に仕上がります。五月晴れのような手紙をお世話になっている方へ送ってみてはいかがですか。