大曲花火大会をご存知ですか?

大曲花火大会とは、秋田県大仙市大曲地区の雄物川河川敷運動公園にて、例年8月の第4土曜日に開催される花火大会で、正式名称を「全国花火競技大会」といい、日本三大花火大会のひとつとも言われています。

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また、数ある全国花火競技会の中でも規模、権威ともに日本最大の花火大会とも評されています。大変人気の高い花火大会ですが、会場に設置された有料の桟敷席のほとんどは団体客向けに確保されており、一般の見物客の席は現在抽選販売となっています。

しかし今年こそは家族で大曲の花火を楽しみたい!と言う方のために、各旅行会社から販売されるパッケージツアーをご紹介したいと思います。今年は家族みんなで大曲の花火を鑑賞して、お子さんに思い出深い夏休みをプレゼントしてあげませんか?

大曲花火ツアー東京発のパッケージ

バスツアーで有名なクラブツーリズムのツアーをいくつかご紹介します。

こちらのツアー会社は、現時点で2015年のツアー詳細を公表している唯一の大手ツアー会社となります。車中泊で費用を抑えめに行くツアーもありますが、小さなお子さんにバスでの車中泊は大変かと思いますので、今回は宿泊付きのツアーをご紹介させていただきます。

まずご紹介するのは、宿泊コースで最もシンプルなタイプのツアーです。こちらは往復バスでの移動となっていますので、その分料金も抑え目になっています。

★2015年 第89回秋田・大曲全国花火競技大会 桟敷席付きプラン
スケジュールは8月22日(土)の朝7時にバスで新宿を出発し、花火大会を見学後、深夜に宿泊先に到着しそのまま宿泊となります。

翌日はちょっとした観光をしながら東京へ戻り、21時30分に新宿に到着するという日程になっています。桟敷席も確保されていて、ゆっくりホテルで休むこともできるおススメのプランです。

また、せっかく東北へ行くなら花火だけでなく温泉も楽しみたい!という方におススメのツアーも見つけました。

★鳴子温泉・ホテル亀屋に宿泊 大曲全国花火大会2日間
こちらは朝東京駅を東北新幹線に乗って出発し、一ノ関からバスで花火大会会場へ向かいます。花火見物が終わったら、今度はバスで宿泊地となる宮城県の鳴子温泉郷へ向かいます。温泉に入ってゆっくり休んだ翌日は、午前中にバスで仙台駅へ移動し、夕方までには東京へ戻ってくるという、新幹線利用ならではのゆったりとしたツアーになっています。このツアーならお子さんだけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんが一緒でも安心して楽しめそうですね。

もう一つご紹介したいのが、桟敷席ではなくイス席からの観覧チケットがついたツアーです。

★指定観覧席付!安比高原温泉宿泊 涼風に煌く十和田・奥入瀬渓流 大曲全国花火競技大会 2日間
このツアーも新幹線で秋田県に入ります。東京駅を午前中に出発し、北上駅からはバスで花火大会会場に向かいます。
花火大会が終わったらバスで岩手県の安比高原に移動して温泉入浴後、宿泊となります。翌日安比高原を出発したら、帰りの新幹線までの間に十和田湖や奥入瀬渓谷なども観光できる盛り沢山な内容のツアーになっています。
帰りは盛岡駅から新幹線に乗って、東京へは夜遅めの到着と、2日間で東北の魅力を思い切り満喫できるツアー内容になっています。

大曲花火ツアーの価格】

一般客は抽選に当たらない限り見ることのできない大曲の花火大会ですが、上手にツアーを利用すれば確実に楽しむことができることがわかりました。しかしここで気になるのがツアーの料金ですね。ではまず、抽選で桟敷席を確保できた時の料金を見てみましょう。

A席(定員6名) 23,000円
C席(定員5名) 15,000円

A席というのは畳2畳分のコンパネ敷き平地の座席で、C席というのは堤防の斜面の場所に簡易式の椅子が設置された座席のことを指します。仮にC席を5名で割れば一人頭3,000円と、それほど高額ではありません。

しかし地元から行くのでない限り、ここにさらに交通費と、宿泊もするなら宿泊費もかかってくるので、東京-大曲往復新幹線利用の場合一人約34,000円の交通費と、1泊5,000円程度のビジネスホテルに泊まったとして合計で約42,000円の費用が最低限かかる計算になります。

ではツアーの料金はどうなっているでしょう。

まずは車中泊の最も安いプランの場合、料金は26,900円となっています。そして上記でご紹介した3つのツアーの料金はそれぞれ、一つ目の往復バス利用のツアーが36,900円、新幹線利用のツアーも鳴子温泉泊のほうが56,900~59,900円、安比高原泊のほうが55,900~58,900円となっており、花火大会、交通費、宿泊費の他に温泉や観光などのオプションもついてこの金額なら、かなりお得と言えるのではないでしょうか。

大曲花火ツアーの感想と口コミ

バスツアーで大曲の花火大会に出かけた方たちの口コミを探してみると、バスの座席の狭さについて苦労したというものをいくつか見かけました。

これはどのバスツアーにも言えることですが、往復バスで行く行程の場合、関東から大曲まではかなりの距離がありますので、どうしても普通のツアーバスのサイズでは窮屈に感じてしまうかもしれません。狭い思いをして長時間バスに揺られるのはイヤ!という方のために、デラックスタイプのバスで行くツアーなどもありますので、そういったものの利用を考えるか、または料金は少々高めになりますが、思い切って新幹線利用のツアーにしてしまうのもいいでしょう。

また、もう一つの心配が交通渋滞による到着時間の遅延です。
会場周辺は当日大変な混雑が予想される中、たとえ新幹線のツアーだったとしても、駅から会場まではバスでの移動となりますし、ツアーの性質上自分たちだけが急いで行動するというわけにもいきません。

実際にツアーのバスが渋滞に巻き込まれてしまい、開始時間までに桟敷席にたどり着くことができず、近くの土手でお弁当を食べながら観覧したという口コミも発見しました。そういったことも考えて、ツアーを探すときにはできるだけ時間に余裕を持ったツアーを選ぶようにするといいかもしれません。

そのようなツアーならではの不自由さやリスクも考慮してツアーに参加する必要がありますが、それでも確実に観覧席が確保されて、総額の費用も割安なパッケージツアーは、特にお子さんのいるご家族連れなどにはとても便利で魅力的なのではないかと思います。

まとめ

大曲花火大会へのツアーについて、参加のメリット・デメリットなどをご理解いただけたでしょうか。年々知名度が上がって観覧席のチケット入手が困難になっている花火大会です。

ツアーを開催するツアー会社も増えてきており、もう少しするといろいろなツアー会社から大曲花火大会へのツアー詳細が公表されてくることでしょう。しかしながらツアーも大変人気が高くなっているため、魅力的なツアーほどすぐに座席が埋まってしまうようです。

マメに情報をチェックして、気になるツアーを見つけたらできるだけ早く予約を入れるようにしたほうがいいでしょう。
日本でも有数の大規模な花火大会を、今年はぜひ家族そろって楽しんでみてくださいね!