花見シーズンが終われば、すぐにゴールデンウィークがやってきますね。ゴールデンウィークのイベントの1つに5月5日の子どもの日があります。これは端午の節句の呼ばれ、男の子がいるご家庭では、兜や五月人形、鯉のぼりなどを飾るのではないでしょうか?

雛祭りのひな人形は、雛祭りの日が終わればすぐにしまう、という俗説がありますが、兜や鯉のぼりには決まりがあるのでしょうか?

今回は、端午の節句の飾りの時期は、いつからいつまで飾るものなのかをご紹介します。

端午の節句飾りを飾る時期はいつから?

桃の節句では1カ月くらい前からひな人形を飾り、3月3日の翌日にはしまいます。これは早くしまわないと、女の子の嫁入りが遅れてしまう…という言い伝えのためですが、高価なひな人形を痛めてしまわないためにも、雛祭りが終わればできるだけ早く片付けた方がいいでしょう。

これに対し、端午の節句で飾った兜や五月人形、鯉のぼりの飾り付けをしまう日にちに、特に決まりはありません。ただ、飾りを出す時期には諸説あり

① 出来るだけ早く飾る。地域によっては早ければ早いほどいい、先手必勝の言葉から来ているようで、武将と関連があるようです。

② 端午の節句の一週間くらい前に飾る。

③ 春分の日が終わってから飾る。一般的にはこの時期に飾る人が多いです。縁起を担ぐ人だと、大安の日に飾り始める人もいます。

理想は4月初旬から中旬までなので、家の都合に合わせて飾ると良いでしょう。

端午の節句飾りをしまう時期はいつまで?

5月5日を過ぎてしまえば、飾りは早くしまってしまっても構いません。ひな人形と違ってしまうのが遅れても結婚が遅れてしまう、という言い伝えはないので、慌てなくても大丈夫。だいたい5月中旬までに、ホコリや湿気をとって片付けましょう。

端午の節句の飾りは何歳までいいの?

端午の節句の飾りは、男の子が元気に成長することを願って飾るものなので、何歳まで飾る、という決まりはありません。ただ、10歳を過ぎると恥ずかしく思うお子さんも多くなるようです。だいたい、小学生から中学生くらいまで飾るお宅が多いようです。もし可能なら、お守りの意味を込めて毎年飾ってもよいでしょう。

まとめ

端午の節句の飾りは、桃の節句のように飾ったり片付けたりする時期に、特別なきまりはないようです。ただ、初節句のときは少し早めに飾って、その後は4月の初旬に飾ったらいいと思います。邪魔にならないようでしたら、年中飾っておくのもいいのではないでしょうか?