仙台の夏の風物詩として有名な、仙台七夕祭りは地元では「たなばたさん」と呼ばれ市民から親しまれているお祭りです。

東北三大祭りの1つで毎年8月6日から3日間開催されていて、全国から200万人を超える観光客が訪れます。

今回はそんな全国随一の仙台七夕祭りをご紹介します。

仙台七夕祭りとは?

七夕祭りの名前通り、色とりどりの華やかな七夕飾りが競うように飾られて、多くの観光客が賑わうお祭りです。青森ねぶた祭り、秋田竿燈祭りと共に東北三大祭りの1つです。歴史は古く、第一次世界大戦などによって一時は衰退しましたが1927年に、商家の有志達によって華やかな七夕祭りが復活しました。

でも再び第二次世界大戦で街から祭りが消えてしまいましたが、終戦後に復活してやがて現在のような一大観光イベントとして変貌していきました。仙台七夕祭りの象徴とされる豪華な笹飾りは紙衣、折鶴、短冊、投網、屑籠(くずかご)、巾着、吹き流しなどがあり、それぞれ厄除けや家内安全、学問の向上、豊漁や豊作の願いが込められています。

祭りの期間中はさまざまなイベントが開催されて、終日街は賑わいます。ちなみに2010年は3日間で235万人を超える人が訪れました。

仙台七夕祭りの由来と歴史

現在のような豪華な七夕祭りになったのは、昭和に入ってからと言われています。元々は各家庭ごとで祝う、素朴でシンプルなお祭りでした。仙台で400年続く七夕の歴史があります。

古代中国で始まった七夕は、牽牛星と織女星が年に1度だけ天の川で会うことができるという伝説と、機織りや裁縫、習字などの上達を願う乞巧奠(きっこうでん)という儀礼が一緒になった行事です。これが奈良時代の日本にも伝わり、宮中行事として行われるようになりました。

その後、武家や民間に広がって、今のように笹竹に短冊や色紙、吹き流しという七夕祭りの形に定着していきました。また中国語の七夕を日本語でたなばたと読んでいるのは、豊作を祈って神に捧げる神衣を織る棚機津女(たなばたつめ)に由来します。

仙台七夕祭り花火祭2015について

仙台七夕祭りの前夜祭として、盛大な花火大会が開催されます。

七夕飾りだけではなく、花火も楽しめるので、楽しい夏の思い出が作れそうです。

花火大会は8月5日の19時~20時30分まで。

打ち上げ場所は東北大学百周年記念会館の敷地内、
打ち上げ総数約16000発です。

来場者数は約50万人を予想されています。花火大会はどこの地域も人気がありますね。

まとめ

仙台七夕祭りで8月のステキな思い出を作りましょう。
花火大会は広瀬川の近くで観覧することになるので、虫よけや虫さされを持っていくと役立ちます。