小さい子どもの浴衣姿って本当にカワイイですよね。
浴衣姿の子ども達の、特に後ろの兵児帯がたまらなくキュートです。
これからの季節は、花火大会や夏祭りで浴衣を着る機会もたくさんあります。
今回は子どもに浴衣を着付けするコツなどをご紹介します。
浴衣を子供に着付けるコツ!女の子を持つお母さんへ
浴衣を着る予定の前日には、ハンガーにつるしてシワがないかチェックしておきましょう。
また子どもにざっと羽織らせてみて、着丈がくるぶしが見えるくらいになっているかをチェックしてみてくださいね。当日になって浴衣が短すぎた…なんて可哀そうなことにならないように。
さて子どもの浴衣の着付けのコツですが、
① 腰ひもをしっかり結ぶ。
② もしきつく縛りすぎて苦しいと言ったら、その時に腰ひもを緩める。
この2点です。こうすれば着崩れしても直しやすいです。
子どもの浴衣の着付けは大人よりも簡単ですが、浴衣を着て苦しいと可哀そうなので、ひもを結ぶ強さには苦戦します。ポイントはしっかり結んでも大丈夫ということ。
緩めに結んでしまうとすぐに着崩れします。そうなれば外出先で何度も着崩れを直さなければなりませんし、子どもにとってもわずらしいものです。このように腰ひもはぎゅっときつめに結んだ方が、着崩れしないのでおススメです。
子供の浴衣着付け方 へこ帯の作り方
まず子どもに浴衣を着せるときは、汗とり用としていつもの下着をつけます。そして浴衣を羽織ったら、肩と背中をなでるようにして、浴衣が体にピッタリとつくようにします。背中に縫い目があるときは、その縫い目が背中の真ん中にきているのを確かめます。
子どもの右側の衿を左脇に持って行って、ついている紐を左の脇から出します。そして左の衿を右脇に持って行きます。首の後ろの衿が首についているかを確かめて、衿が首の真下で左右対称に合うようにします。このときに紐の付け根を持って調整してください。
紐を後ろに回してから持ちかえて、前に回して結びます。結び目が大きいと痛がる場合もありますので、2回からげてから交差させて回した紐に差し込みます。その後、紐より上の浴衣がだぶついていないか確かめます。シワやだぶつきがあれば、紐の下に引いてなくします。
兵児帯は絞りが施してあるデザインのものは、凹凸を見て飛び出ている方が表であることを確かめてください。兵児帯は幅が広いので、三分の一に折ってから巻いていきます。体に二周か三周して、同じ長さで背中に持って行ってから結びます。着物の帯のように巻いていくと、胴の前が整えやすいです。
胴に巻き終わったときの長さを同じにするのは、中々一度で合わないかもしれないので2~3回はやり直すつもりで巻いてみましょう。子どもがじっとしてくれない場合などは、とりあえず二周か三周は巻いて下さい。
子供の浴衣の着付けでおはしょりはどうする?
大人の場合は浴衣の丈を決めて、腰ひもを締めておはしょりを出して長さを調節しますが、小さな子どもの場合はそうもいきません。
それなら最初からおはしょりを作って、それをザクザク縫ってしまう方がラクです。作業はとても簡単で、子どもに浴衣を羽織らせて、くるぶし位に裾を合わせ長さを決めます。この時、背中の中心線をしっかりと縦に合わせることです。
長い部分を折っておはしょりを作り、安全ピンで仮止めします。背中の中心で長さを決めて、おはしょりの仮止めができたら浴衣を脱がせます。後は、浴衣を床などに広げて、脇の線とおくみ線を合わせながらおはしょりを安全ピンで仮止めしていきます。仮止めして固定できればあとは、ザクザク縫って出来上がりです。縫う箇所はおはしょりの上の部分にして、表面に出る糸を少なめにして目立たなくします。
こうすることで、帯がずれてしまっても縫った糸が目立ちにくくなります。
まとめ
女の子には浴衣に似合うレースや大きなリボンなど、髪飾りも沢山売られています。
ついついかわいさを優先しすぎて付け過ぎると、くどくて派手になってしまいがち。あまりデコりすぎてしまっては、せっかく浴衣を上手く着付けしても、暑苦しいコーディネートになってしまうので気をつけましょう。ほどほどでも子どもは十分かわいいものです。