最近耳にするようになったスーパームーン。

これは文字通り特大の月という意味ですね。普段よりも大きくて光り輝く月を見られる日が今年もやってきます!

天体観測で人気なのが流星群や星座を眺めることですが、月は特別な道具を持たなくても、誰にでも簡単に観察できます。ただ空を見上げて月を探すだけ。

それでは2015年のスーパームーンはいつになるのでしょうか?
そもそもスーパームーンとは何なのでしょう?

今回はそんな神秘的なスーパームーンについてご紹介していきます。

スーパームーンとは?2015年はいつ?

スーパームーンとは、月が地球に一番接近した時に満月か新月の状態にあることを言います。

でも満月のスーパームーンなら視力が良い人なら表面まではっきり見えることもあるそうですが、新月のスーパームーンは、月の反射した太陽の光が地球に届かない状態になるので、満月の時のようには見えないそうです。

ちなみに2011年3月20日のスーパームーンはエクストリームスーパームーンと呼ばれていて、通常月と地球の距離はスーパームーンの時は約35万㎞ですが、エクストリームのときはなんと約30万㎞まで5万㎞も近づきました。

そのためスーパームーンよりさらに大きく見えたそうです。このエクストリームスーパームーンは18~19年周期に起こると言われています。ということは、次に見られるのを18年後と仮定すると2029年ということですね。生きているうちに一度は肉眼で見てみたいです。

さて、かんじんの2015年のスーパームーンはいつ見られるのでしょう?

今年は9月28日の月曜日となっています。

しかもこの日は中秋の名月の翌日なので、二日続けてまん丸お月様を眺めることができる、珍しい年になりますよ。

月の大きさが最大に見える時間は、日本時間の午前11時51分ということなので、残念ながら昼間なので見えませんね。しかし、この日は普段よりも月が大きく見える日です。諦めずにピークの時間は観察できませんが、夜になって暗くなったら空を見上げて探してみましょう。見通しが良い場所であれば、どこからでも見ることができますよ。

スーパームーンは次いつ起こる?

スーパームーンはおよそ1年と40数日から50日前後で巡ってきます。と言うことは、毎年大体眺めることができる現象なのです。そのためある程度未来のスーパームーンを予測もできます。今年以降は

2016年→11月14日
2017年→なし
2018年→1月1日!!
2019年→2月19日
2020年→4月7日
2021年→5月26日
2022年→7月14日

と予想されています。

ちなみに2017年に見られないのは、数十日の誤差で2018年の1月1日にずれ込んだためです。しかも元旦!

2018年の元日は新年とスーパームーンの現象が同時に起こるので、通常のお正月より一層盛り上がりそうですね。

スーパームーンはなぜ起こるの?

ここで素朴な疑問。

そもそもスーパームーンはなぜ起きるのでしょう?

中学校の理科でも習いましたよね。月は公転運動をしています。でも地球は少し傾いて自転しているため、この公転軌道はきれいな円の形をしていません。

ここがポイントで、月は地球の引力に影響されて公転軌道は円ではなくて、楕円を描いています。つまり、地球を焦点にして楕円を描いているので地球との距離が微妙に変化しているわけです。そのため、その距離が一番近いところに来た時に、スーパームーンという現象が見られるということです。

もし公転軌道がきれいな円の形をしていたら、この現象は起きなかったことになりますね。そう考えると何だか不思議です。ぜひ写真に収めようと考えている方は、シャッターチャンスを逃さないでくださいね。

まとめ

星占術では月は満月に近いほどパワーを強めると言われているそうです。

月は太陽と違ってとても神秘的な魅力があるように感じます。月光浴をすると身体の中に溜まった悪い気を浄化してくれる、とも言われています。

またスーパームーンは満月か新月ですから、願い事が叶う確率も上がりそうですね。みなさんそれぞれスーパームーンを楽しみましょう。