辛くない病気なんて存在しませんよね。

数ある病気の中でも、
誰でも一度は経験したことがあるのは
急性胃腸炎ではないでしょうか?

子どもから大人まで感染します。

激しい腹痛に下痢、
そして嘔吐と感染すると本当にキツイ病気です。

食べることができないので、
絶食することでかなり症状は治まりますが、
いつまでも何も食べないわけにはいきません。

そこで今回は、
急性胃腸炎になったら
食事はいつからどんなものを食べたらよいのか、
ご紹介していきます。

何でも食べられるわけではないので、
ご注意を!!!

急性胃腸炎の食事はいつから再開して大丈夫!?

急性胃腸炎の代表的な症状に嘔吐と下痢があります。

大半の嘔吐は半日くらいで治まってきます。

嘔吐が治まれば
普通の食事を採り始めることが可能です。

目安として3時間以上吐かなくなったらOKでしょう。

最初に口にするのはお粥、お味噌汁、
煮込みうどん、豆腐、すりおろしリンゴ、
ニンジンジュースが良いです。

つるんとした喉越しの良いゼリーや
プリンもおススメです。

赤ちゃんにはミルクを薄める必要はなく、
離乳食でも大丈夫です。

でも油っこいものや香辛料の効いたもの、
炭酸飲料や冷たいもの、
甘すぎるものや柑橘系は、
症状をぶり返してしまうこともあるので避けましょう。

最初は一口や二口程度で止めておき、
なんともないようなら徐々に増やします。

食べる量は普段の半分くらいがいいでしょう。

食べる量は減らしますが、
食べる回数を増やして腸の負担を軽くしましょう。

急性胃腸炎の回復期の食事

食事は焦らず体調を見ながら行います。

第一段階は水分のみ。

基本的には絶食と考えます。

口にできるものは経口補水液や
カフェインの入っていないほうじ茶など。

食欲が出てきたら薄味のスープや
お味噌汁の上澄みを飲みます。

この状況で何事もなく1日が過ごせたら、
第二段階の流動食へ進みます。

プリンやヨーグルトでも大丈夫ですが、
ゼリーは果肉が入っていないものを選びます。

第二段階が終われば、第三段階はペースト食となります。

9割が水分のペースト状のスープや果物を食べてみます。

一気に食べず少しずつ
胃を慣らしていくイメージで食べて下さいね。

ここまで問題なくこれたら、
最終段階の普通食へ移りましょう。

とは言ってもまずはお粥やうどんなど、
消化の良い薄味レシピを少しずつです。

以上の段階をしっかり守れば、
4~5日くらいで症状は治まるでしょう。

急性胃腸炎の食事でヨーグルトは要注意!

胃腸炎になったら胃腸の働きが弱くなっているので、
食事の内容には十分気を付けます。

消化の良い食べ物から始めた方がよいのは、
みなさんもお分りでしょう。

その中でもヨーグルトは消化が良いですし、
乳酸菌が消化を促してくれて
免疫力も高めてくれる効果があるのでおススメ。

ただ下痢の状態が続いているときに食べてしまうと、
症状が悪化することがあるので要注意です。

下痢のときはお腹が落ち着くまで、
ヨーグルトを始め乳製品は避ける方が無難です。

乳製品は病み上がりには
良さそうなイメージがありますが、
胃腸炎に関しては食べ過ぎると
お腹に負担がかかると言われています。

ヨーグルトの酸味で
吐き気をもよおすこともあるようです。

どうしても食べたい場合は、
酸味が強くない甘いヨーグルトが良いでしょう。

まとめ

急性胃腸炎になってしまったら
しばらく何も食べられない状態になります。

その後回復してきたら気になるのが食事ですよね。

にゅう麺や野菜スープなど
胃にやさしい料理を食べましょう。

何か口にしたいけど、
まだ料理をするほど体調が戻っていないときは
バナナもおススメ。

どちらにしても、
様子を見ながら少しずつ食べていきましょう。