喪中はがきを頂いたら返信しますが、
お悔やみ期間でもあるので、
どのような返信文にすれば良いか書き慣れていない分、
迷うことがあります。
今回は喪中はがきへ返信するときの文例と、
マナーについてご紹介します。
喪中はがきへの返信をする際の文例
文例1
この度はご丁重なご挨拶を頂きまして恐れ入ります。
ご服喪中につき、新年のご挨拶控えさせていただきます。
〇〇様のご服喪期間中ということで、さぞかし寂しい想いにて
ご越年のことと拝察申し上げます。
遅ればせながら、同封のお香典をお仏前にお供えくだされば
幸いでございます。
お心強く、穏やかな新春を迎えられますよう心よりお祈り申し上げます。
書中ではございますが、お悔やみ申し上げます。
平成二十七年○月○日
文例2
この度はご丁寧なご挨拶状をありがとうございました。
お葉書で◯◯様のご逝去を知り、大変お世話になったという気持ちでいっぱいでございます。
このたびのお葉書を頂くまで何も知らず、お悔やみのご挨拶も申し上げず
遅れてしまい誠に恐縮している次第でございます。
ご親族の皆様、並びにご家族の皆様にもお詫び申し上げます。
◯◯様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
新年はご服喪中によりご挨拶控えさせていただきます。
書中ではございますがお悔やみ申し上げます。
平成二十七年○月○日
以上はこのはがきで故人の死を知った時に使う、
喪中はがきの返信例です。
そのため親族やその家族に対して
お詫びの一文を含んでいます。
この流れに沿って自分のメッセージも追加することで、
さらに気持ちのこもった良い喪中はがきの返信文が
作成できるのではないでしょうか。
喪中はがきを受け取った時に、
故人の死を知った場合はお線香などを改めて贈ることで、
失礼には当たりません。
基本的には故人と生前に関りがあって、
亡くなったことを知ったら
お線香を上げに行くことが礼儀です。
また自分でお線香を上げに行きたい場合は、
後日お線香をあげに伺いますと伝え、
お線香を送る必要はありません。
喪中はがきに返信する時に気をつけるマナー
すでに弔問をしているなら、
喪中はがきを頂いても改めて返信しなくても大丈夫です。
とは言っても喪中の人たちというのは
寂しい年末年始を過ごしているもの。
喪中はがきを頂いたら年賀状は控えるも、
挨拶状を頂いたお礼の返信を出して、
励ましや慰めの言葉を添えてあげると良いでしょう。
そこで喪中はがきに返信する際に
気を付けたいマナーとして
① ご挨拶を頂いたお礼を述べる
② 遺族が寂しい新年を迎えることに対する慰めと励ましの言葉を添える
③ こちらも年賀状を遠慮させて頂くことを告げる
以上の内容を含んだ返信文を作成しましょう。
喪中はがきに返信 メールはあり?
近年は年賀状もメールで送る時代ですが、
喪中はがきや手紙を頂いたのなら返信はメールではなく、
頂いたようにはがきか手紙で返事を出すのがマナー。
送る時期は喪中はがきが届いたらすぐに返信することです。
また喪中はがきではなく、
喪中メールが送られてきたのなら、
返信はメールで行っても構いません。
喪中はがきで受け取ったらはがきで返信、
喪中メールが送られて来たらメールで返信、
と覚えておきましょう。
メールの場合でも形式に沿った一般的な文の内容であれば、
返信のはがきでも形式文を参考に返信メールを送ります。
もし普段のメールのような
カジュアルな書き方で送られてきた場合は、
返信メールも普段のようなメール形式で良いでしょう。
例えば親しい友人や知り合いなら
「今は寂しいと思うけど、元気出してね」など。
喪中メールは頂いた内容によって
返信のメールも変わってくるのが、
喪中はがきとの違いです。
まとめ
普段から顔を合わせる人から喪中はがきを頂いたら、
今度会った時にそのことについて話しても良いでしょう。
中々会うことのない人から頂いた場合のみ、
はがきやメールで返信することで
マナー上失礼にはなりません。