節分の日に食べる恵方巻き。

定番になりつつありますが、関東で始まったのはいつからなのでしょう?元々関西で行われていたこの風習を、関東でも流行らせようという動きは20世紀にもあったようです。でも普及しないまま終わってしまいました。

今回は恵方巻きの風習は関東でいつから始まったのか、由来などをご紹介していきます。

恵方巻きは関東でいつから食べられるようになった?

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元々大阪で商売繁盛の祈願をする
風習として始まったのが恵方巻き。

1989年に広島県のセブンイレブンで
発売したのをきっかけに、
1998年には全国区で
発売されるようになりました。

ということは関東で恵方巻きが
売り出されたのは1998年からになります。

名前も大阪では巻きずし、
太巻きと呼ばれていましたが
新しく恵方巻き、
と改名して発売されたようです。

こうして関東で恵方巻きが
市民権を得たのは2004年の
時期のようです。

ちなみにこの年に発表された
電通消費者研究センターによる
調査によると、2004年上半期の
話題商品の中に
この恵方巻きが挙げられていました。

昔から定着していた節分に
豆まきをする風習と、
新しく登場した恵方巻きを
食べる風習が同等になったわけですね。

私の地元では恵方巻きを食べる習慣がなく、

確か子供の頃は豆まきだけだったような・・・?という記憶があります。

 

やっぱり行事時の子供の記憶って鮮明に覚えているものですね。

鬼は〜外!といって豆をまいていた側から、

飼っていたマルチーズが豆を食べていた気がします。

 

犬って豆食べても良かったんでしょうか???

 

恵方巻きの起源はセブンイレブンに由来って知ってた?

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恵方巻を関東で節分に食べる起源は、

実はセブンイレブンが恵方巻きを広めた、
という話を知っていましたか?

1980年代に小僧寿しが
「縁起巻」のCMを流していました。

今の「恵方巻き」の元祖です。

小僧寿しチェーンが「縁起巻」
の名前で関東に広めようとしましたが、
結局成功しないで終わってしまいます。

この失敗に終わった
「節分の丸かぶり寿司」に
目を付けたのがセブンイレブン。

のちに恵方巻きとして
全国展開して成功することになります。

ではなぜセブンイレブンは
「節分の丸かぶり寿司」に「縁起巻」
の名前を使わないで「恵方巻き」
という名前にしたのでしょう?

これは縁起巻という名前は
小僧寿しによって1986年に
商品登録出願されていて、
1989年に商品登録されたためだそうです。

その後セブンイレブンが
きっかけとなって広まった恵方巻き商戦は、
1999年にはローソンが、
2003年にはイトーヨーカ堂と
ファミリーマートが、
2004年にはam/pm、
その翌年にはサークルkサンクスが
それぞれ参入してコンビニの節分の
風物詩となりました。

セブンイレブンの戦略は
成功したわけですね。

恵方巻きの代わりにスイーツを出し始めたコンビニ戦略

恵方巻きはその年のある方角を向いて
、太巻きの海苔巻きを黙って
最後まで食べ切ると願いが叶う、
という行事です。

でも小食の人や子どもの中には
太巻き一本なんて食べ切れない!
という人も多いはずです。

こういう消費者の声を聞いて
作られたのが恵方巻きロール、
いわゆるスイーツです。

便乗作戦と言えばそうでしょうが、
商品を売るために戦略を
考える人たちは必死です。

ボリューム満点の太巻きより、
美味しいスイーツを丸かじり
する方が嬉しい人も多いでしょう。

近年では子ども達に人気の
妖怪ウォッチなどの、
キャラクターの恵方巻きロールケーキを
販売されているので、家族で楽しめます。

関連記事:恵方巻きを食べる方角 2016年はどこ?どうやって決める?

まとめ

恵方巻きの風習は古くからあったのですが、
恵方巻きと呼ばれるようになったことと、
関東で広まったのは近年になってから
ということでした。

思っていた以上に歴史が浅くて驚きました。

それに恵方巻きの名付け親が
セブンイレブンだったことも意外でした。

コンビニ戦略にうまく
乗せられてしまったわけですが、
太巻きを夕飯として出せるので、
何かと忙しい主婦には
買ってきたものを
そのまま出せるのは助かりますよね。

また恵方巻きに力を入れている
コンビニですが、恵方巻きのスイーツ
として節分ロールも展開しています。

今年の節分はどれを食べようか
悩んでしまいますね^^