京都、東山にある永観堂。数ある京都の紅葉の名所の中でも、ひときわ有名です。

「もみじの永観堂」と呼ばれているのはここだけとか。東山の中腹にあり、境内の奥にある多宝塔と紅葉のコラボが、また何とも言えないくらいの美しさです。そのため毎年多くの観光客が訪れ、京都紅葉の名所の1つになっています。そこで今回は、永観堂のライトアップの時期やアクセス方法、混雑状況をご紹介していきます。

永観堂の紅葉2015!ライトアップは何時から?

国宝や重要文化財の絵画を多く所蔵していて、建物ももちろん文化財の永観堂。

境内が錦に染まる秋には約3000本の紅葉がライトアップされます。

古今集に「奥山の 岩がき紅葉 散りぬべし」と詠われた永観堂の岩垣紅葉は、現在でも見ることが出来ます。急勾配の斜面に根付いた紅葉は、岩を美しく彩っています。長い歴史と時の流れを感じなら眺める岩垣紅葉は、趣きがあります。また高台にある多宝塔と紅葉のコラボも圧巻ですよ。

さてライトアップの期間ですが、

2015年は11月6日~12月3日までとなっています。

寺の寺宝展は午前9時から午後4時までで、
閉門は午後5時です。

通常の拝観時間の後に一度参詣者が全員退出してから、ライトアップが行われる入れ替え制になっています。時間は午後5時半から午後8時半。午後9時には閉門するので気を付けましょう。入れ替え制のため昼から夜まで居続けることはできません。

ちなみに寺宝展は特別拝観料大人1000円とライトアップの観賞料600円が必要になります。貴重な寺宝と紅葉の絶景が見られる機会なので、その価値は十分にあります!

永観堂の紅葉が見頃な時期は?

毎年色づき始めるのが11月中旬になります。

そのため見頃としては11月中旬から下旬ではないでしょうか。色づいてから少し経つと綺麗な紅葉が見られるようになるので、11月の終わり頃には紅葉が若干落ち始めます。
2014年は11月20日前後に見頃を迎えているので、今年も大体同じ時期に見頃を迎えるだろうと予想されます。しかも2014年は雨が降っていたそうですが、それでも数多くの観光客が訪れていたそうです。雨の紅葉もまた神秘的で素敵かもしれませんね。それだけ人気の紅葉スポットということです。

永観堂の紅葉の混雑状況とアクセス

紅葉の名所スポットのため、見頃の時期は毎年大変混雑しています。混み具合としては、紅葉のシーズンは午前中からライトアップの夜の時間帯まで、ずーっと混んでいる状態です。逆に言うと、この時期に空いている日はないのが永観堂と言えるでしょう。
ライトアップを目的で行くのなら、受け付け開始の午後5時半に行っても既に受付場所が長蛇の列になっています。午後4時から並んでいる人もいるようです。そうすると、永観堂で紅葉狩りを楽しみたいのなら、大混雑を覚悟して行くしかないようです。

永観堂へのアクセスは、地下鉄東西線蹴上駅から徒歩約15分か、JR京都駅から市バス約25分「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約3分です。車で来る場合通常は駐車場がありますが、紅葉シーズン中は観光客が大変多く混雑するので、駐車場を利用することができなくなります。このため、近くのパーキングエリアに停めることをおススメします。

まとめ

東山に限らず、秋の京都はどこも混みます。この点は覚悟しておきましょう。でもそれくらいの価値があるからリピーターも多いのでしょう。京都の紅葉を楽しむ人は本当に多いのですが、その中でも紅葉の名所と言われる永観堂。こちらの紅葉は独特の色づき方があり、訪れる人の心を魅了するほど幻想的ですよ。そんな紅葉を一度は見に行ってみたいものですね。