日頃あまり交流のない親戚だけど年賀状のやり取りだけはしている、という方は多いのではないでしょうか。疎遠になっていると相手の趣味や状況などよく分からないので、一言添えるにも考えますよね。

そこで今回は、お付き合いのあまりない疎遠になっている親戚へ出す、年賀状の文例についてご紹介していきます。

頭を悩ますことなくスラスラ書けるよう、ぜひ参考にしてください。

年賀2

年賀状を疎遠な親戚に出す場合の文例は?

疎遠になっているからと言って、例え短くても直筆の添え書きがあると嬉しいものです。

お付き合いがない親戚には、ご無沙汰していることをお詫びしつつ相手やその家族の様子を尋ねる文と健康を気遣う内容が望ましいです。

それでは例文を見ていきましょう。

・ご無沙汰しておりますが、お変わりありませんか。
・ご無沙汰いたしております。お変わりなくお過ごしでしょうか。おかげさまで、私達は元気に新年を迎えることができました。
・皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
こちらはおかげさまで、皆元気に暮らしております。
・息子の○○も小学生になりました。
・娘の○○は□歳を迎えてとてもやんちゃ盛りです。
・△△ちゃんもいよいよ高校生ですね。

など、書きやすいネタとしては子どもに関することが多いかもしれません。

子どもの成長は誰にとっても喜ばしいことですので、疎遠になっていなくとも年賀状の添え書きとして書くにはピッタリです。

年賀状の書き方のポイント 疎遠の場合!

日頃交流のない親戚には、無理にあなたの近況を伝えることはありません。

それでも何か一言近況を伝えたい場合には、やはりお子さんのいる方なら子どもの成長や自分の趣味に関することを書くのがおススメです。

ただ相手の方にお子さんがいない場合は、書かない方がいいこともあるのでその辺は気を使いましょう。

ちょっとした近況を加えるだけで、ご無沙汰している分相手に気持ちのこもった年賀状を送ることが出来るので、心に残る挨拶状になるでしょう。

年賀状のやり取りだけの関係であるなら、一層一期一会の気持ちを込めたいですね。

例文

・最近は趣味の写真に勤しんでおります。
・○月から水泳を習い始め、体力を鍛えています。
・早いもので長女も今年で 7 歳になります。
・今年は我が家の子どもたちが七五三を迎えます。
・○○さんのお子様も凛々しくお育ちになられたことでしょう。
・〇〇様はいかがお過ごしでしょうか。

などです。

年賀状の締めの言葉にはコレ!

年賀状の締めの言葉は、普段の季節の挨拶状と同じく相手の健康を気遣う一言で締めましょう。

私も祖父母に書く年賀状は、毎年健康を気遣う言葉を記していました。

そうするととても喜ばれたのを思い出します。特に年配の親戚には健康を気遣うメッセージが書きやすいですし喜ばれます。

例文

・ご家族の皆様で、どうぞ穏やかな新春をお過ごしください。
・厳しい寒さが続きますが、どうかお体にはお気をつけください。
・厳寒の折、くれぐれもご自愛ください。
・厳寒の折、風邪など召されませんようご自愛ください。
・まだまだ寒い毎日が続きますが、健康には充分ご留意ください。
・まだまだ寒さが厳しい季節です。お体にはお気をつけください。
・健康に気をつけて良い1年をお過ごしください。

まとめ

最後に豆知識をご紹介します。

年賀状を含む季節の挨拶状には「、」や「。」など句読点は使わないのが本来のマナーです。

今回は読みやすいように「。」など加えましたが、これは昔の手紙には使われなかったことが由来になっています。現在でも敬意を表す時候の挨拶文や証書など公文書には句読点は使われません。

とは言っても使ってはいけないものではないので、目上の人へ送る時だけ気を付けた方が良いでしょう。