全国的に行われるお正月の行事のどんど焼き。
地域性があって呼び方が異なる地域もあるようです。ただ基本的にはお正月飾りのしめ縄や門松、書初めなどを燃やすのがどんど焼きです。各神社で行われますがその日にちは決まっています。そのため仕事や家庭の都合で、その日に必ず行けるという人ばかりではありません。
そこで今回はどんど焼きに行けなった場合の、お正月飾りの処分の仕方についてご紹介していきます。
どんど焼きに行けなかったらどうする?
例えどんど焼きの期間に行けなくても、一年中お焚き上げをしてくれる神社が段々増えているようです。
また自分の住んでいる地域の神社だけではなく、隣の地域の神社や遠い場所にある神社でもお焚き上げをしてもらうことが出来ます。事前に神社に連絡を入れて事情を説明しておけば、お焚き上げをしてもらえるので気軽に問い合わせてみましょう。
私も学生時代に合格祈願のお守りをもらって、無事合格してから数年後に神社でお焚き上げをしてもらったことがあります。お正月飾りもお守りと同様に受け入れてくれるようです。
また神社やお寺では御札やお守りを納める場所があります。
規模の小さい無人の神社にないかもしれませんが、大抵の神社にはあるものです。
「古札納め所」という表示を見かけたらそこに納めることが出来ます。そして節分祭が行われる神社の場合は、節分祭の時にお焚き上げを行っているケースが多々あります。気になる神社があれば問い合わせてみましょう。
どんど焼きに行けない場合、事前に行ける?
仕事や家庭の都合でどんど焼きに行けない場合や、近くに神社がない又はどんど焼きを行っていないということもよくあります。もし行けない場合は次の方法で処分しましょう。
1.近くの神社やお寺に正月飾りを持って行く
先ほどお話ししたように神社やお寺でも御札やお守りを納めることが出来ます。その古札納め所で無料で正月飾りも処分してくれるので、事前に確認しておきましょう。
2.節分祭に持って行く
節分祭を行っている神社では、その日にお焚き上げも行っている場合があります。これも神社へ確認しておくことが必要です。
3.来年のどんど焼きに持って行く
近くに神社がない、もしくは遠くて中々行けない場合はお飾りを新聞紙などに丁寧に包んで保管しておきます。そして来年のどんど焼きの時期に一緒に出すのも一つの方法です。
間違っても同じお飾りを新年も使い回すことは止めましょう。基本的に縁起物は一度使ったものを再び飾るのはいけないとされてます。神様は毎年毎年新しいものに宿るので、古いものを使い回していると神様が来なくなるというワケです。
どんど焼きに行けないので、正月飾りを自宅で処分できる?
それでは
自分でお正月飾りを処分することは出来るのでしょうか?
結論はイエスです!
特に都市部になると畑や広場、公園や自宅に庭がある人は少なくなってきます。そこで処分の方法としてはゴミの日に出すことになります。でも神様をゴミ袋に入れてポイ!なんてちょっと気が引けます。そこで自分で処分するときは、お飾りをきちんとお清めしてからゴミに出すのが良いでしょう。
まず新聞紙や半紙など大きめの紙を広げ、その上にお正月飾りや門松を置き、塩を左→右→中央の順に振りかけてお清めします。塩を振る時は「歳神様、ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。」と感謝の気持ちを込めて行います。
それから紙に包んで袋に入れて処分します。要は気持ちの問題ですが、出来れば一般ゴミと別の袋に入れて出すことをおススメします。
まとめ
どんど焼きは一年間守ってくれた神様をお送りする大事な行事です。
どんど焼きを行っていない地域も増えてきているようですが、神様の想いに感謝しながらどんど焼きで新年も健康で幸せに過ごせるようお願いしましょう。