赤ちゃんの水分補給では、よく麦茶を与えます。

なぜ麦茶を与えるのが良いのかはご存知でしょうか?
ここでは赤ちゃんへの麦茶の飲ませ方や、麦茶の知られざる効能などについてお答えします。

いつから飲ませていいの?

市販されている赤ちゃん用の麦茶では、対象月齢が1か月ごろからとなっているものもあります。
一般的には離乳食が始まる5,6か月ごろまでは母乳やミルク、白湯で充分と言われています。
3か月ごろからお風呂上がりの水分補給に与えたり、離乳食の開始とともに麦茶を与える、
というママさんが多いようです。

麦茶にはどんな効能があるの?

よく麦茶はカフェインが含まれていないので赤ちゃんにとって安心、と言われますね。
その他にも麦茶には様々な効能があります。

渋みの成分であるタンニンや胃を刺激するカフェインといった成分は含まれていません。
カロリーがほとんどないので、食事への影響がないのも安心です。
麦茶に含まれる香り成分のアルキルピラジンには、血液をサラサラにする効果があります。
胃の粘膜を保護する作用もあり、疲れた胃には最適。
また、抗酸化成分がふくまれており、動脈硬化やガンの予防にも役立ちます。
原料の大麦には身体を冷やす作用があり、ほてった身体を覚ます効果があります。
おまけにミネラル分が豊富に含まれています。

これだけ見ていくと、麦茶は赤ちゃんだけでなく大人にもお勧めできる飲料ですね。

赤ちゃんへの飲ませ方は?量はどれくらい?

初めは授乳に影響の無い量、20ml程度から与えてみましょう。
お風呂上りなど、水分補給をしたい場面で与えます。

離乳食やおやつの後など、口をさっぱりさせてあげたい時に与えるのもよいですよ。
昼寝から目覚めた時や外出先から帰ってきた時など、
生活の場面が変わるのをきっかけに水分補給をさせるとよいでしょう。
あげる量ですが、基本的に赤ちゃんの飲みたいだけ与えて大丈夫です。

初めは赤ちゃんの慣れている哺乳瓶や、スパウトの飲み口が付いたマグであげてみましょう。
赤ちゃんが慣れてきたらストローやコップ飲みに挑戦してみてくださいね。

飲まないときはどうすれば?

もしかしたら麦茶の味が苦手なのかもしれませんね。

大人用の麦茶をそのままあげていませんか?
家庭で作った麦茶は、赤ちゃんにとって濃すぎる場合もあるようです。
そのような時は白湯で2、3倍に薄めてあげてみてください。

また、さまざまなメーカーから赤ちゃん用の麦茶が売られていますので
色々試してみるのも良いかもしれません。
メーカーによって味に違いがあるので、
少量パックで試してみてはいかがでしょう。
粉をお湯で溶くタイプのものは濃さの調節もしやすいです。

それでも飲まない!という時は
白湯をあげてみましょう。
無理に麦茶をあげる必要はありません。
赤ちゃんのペースに合わせて、ゆっくり麦茶に慣らしていきましょう。