まだ記憶に新しい東日本大震災を始め、阪神淡路大震災など日本は大きな地震が起こりやすい島国。

なぜなら日本列島の下にはたくさんのプレートがあるからです。まさにプレートの上にある地震大国。そんな今でも中部地方などでは、大きな地震が近い将来に起きると懸念されていますよね。北海道から沖縄までどこでも地震は起きます。

自然災害は避けることはできないので、もう日本には絶対安全な地域なんてないのだ…と思うとちょっと悲しくなります。でもだからこそ、いざと言うときの為に備えておくことがとても重要になってきます。

ただ、自分で立つことも出来ない赤ちゃんがいる家は本当に大変です。一般的な震災グッズに加えて赤ちゃん用にもいろいろ必要なものが出てきます。

そこで今回は防災グッズの中でも、赤ちゃんの為に何を用意したらよいのか?ミルクやグッズはどんなものが良いのかなどを、準備リストを含めてご紹介します。

防災に必要な赤ちゃんの準備リスト

今ではいろいろな防災グッズや非常用の避難袋などのセットが、販売されるようになりました。

でも赤ちゃんの為のグッズは入っていないので、各家庭で準備する必要があります。それではどのような防災グッズを用意したらよいのでしょうか?なるべくコンパクトに、かつ必要最低限のものをまとめておきましょう。

・紙おむつ
・粉ミルク
・ミルク用の水、飲料水 飲料水は3日分は準備すると良いと言われています。
・哺乳瓶
・ベビーフード
・スプーン 使い捨てできるプラスチックが良いでしょう。
・ウェットティッシュ
・おしりふき
・着替え
・バスタオル 身体や手を拭くこともできますし、おくるみとしても活用できます。
・いざと言うときの為に母子手帳と健康保険証

防災で準えておく赤ちゃんのミルクはどうすればいい?

東日本大震災直後の様子をテレビ中継で見ていた時、お店も道路も車も津波で流され、瓦礫で溢れる孤立した家々が映し出されていました。

その時、粉ミルク必要!と書かれた布を家の前や屋根に張り出していた家庭がいくつかあったのを覚えています。こちらは見ているだけで、何もすることができないもどかしさを感じました。ミルクは赤ちゃんにとって死活問題です。例え普段は母乳のママでも、震災のショックやストレスで母乳が出なくなってしまうこともあるそうです。そのためミルク用品は忘れず防災グッズの袋の中に入れておきましょう。

もしミルク不足になってしまったときは、5%の砂糖水でも代用できます。作り方は5gの砂糖を水で溶かし、100mlなるまで水を加えれば完成です。避難所ですぐ作れるかどうかわからないので、あらかじめ砂糖を5gずつ小分けにしておいて、100mlのペットボトルを準備しておくといいでしょう。

また、ミルクを人肌まで温めるときは、携帯用のカイロを代用できます。そして避難中に哺乳瓶を毎回洗うことができない場合は、消毒をしなくてもよい使い捨てタイプの哺乳瓶も市販されています。消毒が必要な容器のときは、煮沸消毒をしなくてもよい錠剤タイプの消毒剤も用意しましょう。

防災グッズに便利な赤ちゃんのアイテムは?

余裕があればぜひ揃えておきたい、赤ちゃんのための防災グッズ。

必須アイテムはおもちゃです。慣れない環境で、ストレスを感じているママやパパの気持ちを赤ちゃんはすぐに察知します。不安を感じて泣いてしまうこともあるでしょう。そんな時はあやしてあげられるおもちゃや絵本があるといいですよ。赤ちゃんのぐずり対策として準備しましょう。ちなみに音のならないタイプがおススメです。

次におしゃぶり。沢山の人たちと寝起きをしなくてはならない避難所で、赤ちゃんのぐずりは本当に困りますよね。普段はおしゃぶりを使わない子でも、一つ持っていると安心です。

そしてベビーシューズ。避難所の中や外を歩くときの為に用意します。最近は靴下のような柔らかい素材にソールのついたタイプもあり、室内用としてピッタリです。かさばらないので収納もしやすいです。

まとめ

もし災害が起こったときに家に赤ちゃんがいると、自分の心配より赤ちゃんの事を考えなければいけないので、本当に大変です。

もしもの時のために大人の物以上に、赤ちゃんの防災グッズをしっかり準備しておくことが大切です。まだミルクしか飲めない赤ちゃんのために、ミルクとオムツは必要不可欠。

備えあれば憂いなしです。しっかり防災グッズを揃えられたら不安が少しだけ消えて、安心した毎日が送れそうですよ。