子どもの秋の行事に七五三があります。

最近では夏のうちに前撮りをする家庭も多くなっているようです。写真館も夏は空いているし、特典がたくさんついていることもあります。写真を先に撮っておくとお参りの日はバタバタしないので余裕ができます。雨が降っても洋服に着替えればいいですしね。

ただ七五三をする年齢について悩んでいる家庭も少なくありません。数え年でするのか、満年齢でお祝いしてもいいのか…。私の娘は早生れだったので、どうしようか悩んだ覚えがあります。日本に古くから伝わる伝統行事ですが、分からないことも多く頭を悩まします。

そこで今回は七五三は数え年でするのか、満年齢でするのか、また早生れの子の場合はどうすれば良いのかなどご紹介していきます。

七五三はいつやる?お祝いとお参り

正式な七五三をお参りする日は11月15日です。

ただこの日が平日であったり、家庭の事情で行けないとか、子どもの健康状態によっても必ずその日にお参りできない家庭はたくさんあります。地域にもよりますが、一般的にお参りする期間は10月上旬から11月下旬になります。

ただしこの期間に絶対しないといけないわけではありません。大事なのは子どもの成長と健康を願う気持ちです。

多くの神社は年中七五三のお参りを受け付けていますので、行きたい神社に時期を相談してみるのも良いでしょう。

七五三は数え年でお祝いする?それとも満年齢?

七五三のお祝いをする正式な年齢は数え年です。

数え年とは生まれた年を0歳ではなく、1歳と数えます。そのため3歳のお祝いなら満2歳のとき、5歳のお祝いなら満4歳のとき、7歳のお祝いなら満6歳のときに行います。

数え年はお正月を迎えたら1歳年を取ることになるので、12月31日に生まれた子は翌日の元旦には2歳になります。そのため数え年で考えると、12月生まれの子は3歳のお祝いをするとき、満2歳ではなく1歳11か月でお祝いすることになります。2歳に満たない子に着物を着せて良い写真を撮るのは、中々難しいですよね。ですので最近では満年齢でお祝いする家庭も増えてきています。

あくまで子どもの成長を願う行事ですから、子どものことを優先して考えて、負担にならない時期にお祝いするのが一番。ちなみに男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳にお祝いします。

七五三は数え年か満年齢か早生まれの場合は?

前述しましたように、昔は数え年でお祝いをしていましたが、近年では満年齢でお祝いする家庭が一般的になったようです。つまり数え年でも満年齢でもどちらでも良いのです。

年齢の近い兄弟姉妹がいる家庭では、数え年と満年齢を使い分けする人もいます。例えば、上の子は満年齢で下の子は数え年で一緒に祝うということです。実は我が家はまさにこの方法を取りました。

上の子は5歳の満年齢で下の子は数え年で行いました。兄弟姉妹と一緒に祝えたら、さらに華やかになって良い思い出になりますよ。年齢に厳しい決まり事はないので、各家庭で数え年でするのか、満年齢でするのか決めるのが良いでしょう。

ところで、1月から3月に生まれた早生れの子どもは、いつにすればいいか迷いますよね。これも各家庭で決めてしまっても大丈夫です。3歳で祝う場合、早生まれだとまだ体が小さい子も多いので、着物を着るのが大きな負担になることもあり可愛そうです。こんなときは、来年まで待つ家庭も多いようです。

大体3歳半くらいになっている年齢なので、体力にも余裕が出てくるので楽しくお参りができそうです。このように硬く考えず、神経質になりすぎず、各家庭の事情に合わせていつ行うのか決めて問題ありません。

まとめ

年齢もあれこれ気になるところですが、七五三は子どもが主役です。彼らの成長に合わせた時期にお参りができると良いですね。

小さな子どもが着物を着て歩く姿はとても可愛く、袴を着た男の子は凛々しく見えて微笑ましい限り。家族みんなが七五三の日を楽しく過ごし、思い出に残る幸せな1日になると良いですね。