七夕には何を食べる風習があるのでしょうか。

意外と知られていませんが、1000年も前から七夕の行事食になっているものがあります。

節供に旬のものを食べて邪気を祓ったり、無病息災を願う風習はたくさんあります。暑さで食欲が減退するこの季節にぴったりなのがそうめん。

今回は七夕に食べるそうめんや人気のスイーツデザートをご紹介します。

七夕の食べ物にはそうめんが人気

元々そうめんは中国の言い伝えで、索餅を供えると病気にならない、という言葉を参考にして食べられるようになりました。実は他にも意味があって、そうめんは白い糸に似ています。七夕は着物を織る技術の向上を願ったお祭りで、機織りと深い関係にある食べ物として、そうめんが食べられるようになったという説もあります。

また、そうめんを天の川に見立てている、栄養豊富なそうめんを食べて暑い夏を乗り切る体力をつける、小麦の収穫を神様に報告するなど、などさまざまな言い伝えがあり、いろいろな人々の想いの中でそうめんが食べられています。

それでは次に、七夕に食べるそうめんのおススメメニューを紹介します。まずそうめんを茹でたら、天の川に見立てて七夕にちなんだトッピングをしてみましょう。

夏野菜のオクラは輪切りにすると切り口が星型になるので七夕にぴったり。人参やきゅうりも星型の抜き型を使って散りばめると、色鮮やかな天の川の出来上がりです。織姫と彦星に見立てて、子ども達の好きなハムやかまぼこなども添えると、一層美味しく食べられます。もし笹の葉があれば、それも飾るととても風流で食欲もそそります。

ちなみに色がついているそうめんは、五色の短冊と同じように厄除けの意味が込められています。本当は青、赤、黄、白、黒の五色をお供えしていましたが、最近ではその中から選んで用いることが多くなりました。

七夕の食べ物って?お菓子は何を食べる?

七夕に食べるお菓子は索餅(さくべい)と言います。

このお菓子は中国から入ってきた食べ物で、日本では奈良時代に伝わったと言われています。では索餅とはどんなお菓子なのでしょうか?

それは小麦粉と米粉をベースにした揚げパンのようなものです。そのままでも食べることができますが、トッピングをしたり中に好きなものを入れても美味しいです。

七夕の食べ物で人気のデザート

七夕で人気のデザートは子ども達が喜びそうなゼリーです。

例えば、天の川をイメージしたサイダー味の寒天ゼリー。他にも、星型のクッキーや七夕をイメージしたデコレーションケーキなど、普段食べているデザートにデコレーションをするだけで、一気に七夕デザートへ早変わり。子ども達と一緒に作ると楽しさも倍増します。

まとめ

そうめんは七夕以外でも縁起のいい食材なので、お供え物や引き出物としても重宝されています。お中元でそうめんを贈ることもありますよね。七夕の飾りつけと合わせて食事でも楽しめるといいですね。