春と言えば新入社員の入社の季節です。社会人としていろいろな出会いがあり、歓迎会の機会が増えます。今回は新入社員の歓迎会で挨拶や順番、ポイントなどをご紹介します。

新入社員の歓迎会!挨拶する順番と流れ

新入社員の歓迎会では、当然ながら職場の上司や先輩に、お酌をしながら挨拶回りをします。歓迎会とは言え、新入社員は歓迎されるお客様ではないのです。

まず挨拶回りをする前に、上司や先輩のグラスや割り箸、取り皿、和室なら座布団は足りているかをチェックします。そして、乾杯の後は例え飲めなくても、口だけはグラスにつけるのがマナーです。グラスの空いている人がいたら、何か注文しましょうか?と声を掛けます。

お酌をする際に気をつける点は、両手でビンを持ちラベルは上に向けて、ビンの口を下から支えるようにして持ちます。またビンの口をグラスにつけないように注ぎます。

挨拶回りのタイミングは、乾杯後の自由な歓談時間が少し経ってからに行きます。開始後、しばらくして場の雰囲気が和んでからがいいでしょう。順番は役職の1番上の人を最初で、順番に回っていきます。もし、同じテーブルにいる上司や先輩のグラスが空いていたら、それを気にかけつつ、先に挨拶をしてお酌をして回ります。

新入社員の歓迎会!挨拶にユーモアがある例文

大勢の新入社員の中で、いかに早く自分の顔と名前を覚えてもらうか、ちょっと変わった、ユーモアのある挨拶は、相手の印象に残るので良いでしょう。入社式などのフォーマルな場にはおススメしませんが、歓迎会での挨拶なら好印象を与えることができます。

例えば、自分の名前であいうえお作文を作ってみます。笑いも取れて、名前の印象も強く残ります。

次に、自分の短所を伝えることです。ついつい自分を良く見せたくなるものですが、あえて短所を伝えることで、この新人は心を開いてくれているという印象を与え、周りと打ち解けることが出来ます。

例えば学歴にコンプレックスがある人が、「学生時代に学んだことは全部、宇宙人に拉致されたので記憶がありません」などです。短所も言い方次第でユーモアに変わります。

また、変わった趣味を持っているなら、それを述べてもいいでしょう。その趣味に興味を持った人が食いついて、話題が広がります。

新入社員の歓迎会で上司に一目置かれるポイント

歓迎会はもちろん、商談などの機会のときでも、新人は入り口近くの下座に座るのがマナーです。どのような部屋でも、出口に一番近いのが下座で、出口に一番遠い席が上座です。

また、先輩や上司は新入社員の性格を早く掴みたいと思っているので、あまり他人行儀になりすぎず、飾らず自分を出した方がベターです。そして、自己紹介は長いと場が白けてしまうので、手短に済ませます。

歓迎会の翌朝には直属の上司へ「昨日はありがとうございました」と挨拶をします。また、幹事を務めてくれた先輩社員や部署の人たちにも、お礼を伝えておくことは大切です。

まとめ

歓迎会とはいえ、相手は職場の先輩や上司であるということを覚えておきます。立ち居振る舞いやマナーに気をつけて、うまく成功すれば出世の足がかりになることもあります。歓迎会はもちろん、会社の飲み会はキャリアのチャンスと捉えて、上手に活用しましょう。