寒い時期に入ると、
何かと体調を崩しやすくなってしまいますよね。

インフルエンザもその一つ。

予防接種を予定しているのに、
その前に風邪を引いてしまうこともあります。

A さん
風邪気味だけど予防接種を受けてもいいのか、
効果はあるのか心配です。

今回は風邪を引いていても
予防接種を受けても大丈夫なのか、
ご紹介していきます。

インフルエンザの予防接種って風邪気味の大人は受けられる?

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基本的にインフルエンザの予防接種は、
子どもも大人も、今まで受けたことがない人でも
誰でも受けることができます。

でも既に風邪気味の場合、
インフルエンザの予防接種は受けても
大丈夫なのでしょうか?

そもそも注射をしても良いのでしょうか?

これは医者の判断に委ねられます。

例えば熱が37.5度以上あるとき、
咳が多いときなど、
体調をかなり崩している場合は、
医者もインフルエンザの予防接種を
止めることを薦めるでしょう。

このため自己判断はしないで、
医者の指示を聞いた方が良さそうです。

予防接種が出来ないほどの風邪なら、
それは別の意味で病院へ行った方がいいので、
無駄にはなりませんし。

学生時代、友達が風邪気味で熱がありました。

でも彼は海外旅行を予定していたので
病院で嘘を言ってインフルエンザの予防接種を
受けた人がいました。

その後彼がどうなったかと言うと、
旅行当日から体調が悪化。

一週間寝込んでしまい、
悲しいことに旅行にも行けなくなってしまいました。

体調が悪いのに焦って予防接種をして、
体調を更に崩してしまっては意味がありませんよね。

無理は禁物です。

インフルエンザの予防接種で風邪の治りかけでもOK?

そうして気になるのが、
風邪の治りかけに予防接種をしても
大丈夫なのでしょうか?

結果的に発熱もなく、
食欲もあって回復傾向にあるなら、
接種は可能なようです。

でも37.5度以上の熱があったり、
咳と鼻水が激しく出ている、
食欲もなくかなり体調を崩しているなら、
予防接種は見送った方が無難です。

まず風邪を治すことに専念しましょう。

発熱があった場合は、
解熱してから一週間くらい経てば大丈夫なようです。

また、風邪のひき始めで熱がなくても
体がゾクゾクして悪寒がしているときや、
体調が悪化していくような兆候がみられたら、
やはり接種は見送った方がいいでしょう。

最終的には医師の判断に任せられています。

予防接種には必ず問診があるので、
自己判断せず前述の私の友人のように
嘘もつかず、医師に相談して決めましょう。

インフルエンザの予防接種で風邪引いていると効果は変わる?

基本的に予防接種は体調が良いときにする方が、
ベストです。

とは言っても軽い風邪のときに
予防接種をしてはいけないわけではありません。

世界保健機関WHOでも
「軽い上気道症状で予防接種の機会を奪うべきではない」としています。

風邪の引き始めに予防接種をすることで、
体の免疫反応がワクチンに対して消費されてしまうので、

風邪のウイルスと闘うはずだった
免疫反応が弱くなってしまって、
風邪の症状が強く出てしまうということがあるようです。

また、風邪の症状が悪化したのは予防接種の副作用で、
咳、鼻水、発熱、筋肉痛などの
インフルエンザの症状が出ることもあります。

風邪が悪化した場合もありますが、
副作用なのかどうかは判断がつきかねます。

ちなみに医学的には、
予防接種で風邪が悪化することは
証明されていないようです。

まとめ

社会人なら何かと忙しくなる年末前に、
予防接種を受けたい人は
受けに行くといいでしょう。

自分だけは大丈夫!とは考えない方が良いですね。

もしインフルエンザにかかってしまうと、
ただの風邪より苦しくてツライ状態になります。

一週間は何もできないので気を付けて下さいね。

忙しい時期や楽しいイベント前に
こんな状況にはなりたくない!
という方は予防しましょう。

予防接種を考えているなら、
体調が良い日に受けるのが一番です。

でも寒い時期はやはり
万全な体調の日ばかりではないので、
心配なら医者と相談して決めて下さいね。