師走の12月ともなると、
一段と冷え込みを感じる季節になりますよね。

日が暮れるのも早くて、
日照時間が短いのは少々寂しい気がします。

でも冬至が過ぎたら、
昼間の時間が徐々に
長くなっていくと思うと、
ちょっと嬉しい気持ちになりませんか?

冬至は昼間が一番短い日なのですが、
実は冬至に限ったわけではありません。

それに冬至は日の出が一番遅くて、
日の入りが一番早いというわけでもありません。

少し複雑ですね。

そこで今回は2015年の
冬至の日にちと日の入り、
日の出の時刻をご紹介していきます。

冬至はいつ?2015年では?

ずばり2015年の冬至は12月22日。

クリスマスイブ目前!

冬至の日にちは毎年同じ日ではありません。

どうやって決められているかと言うと、
定気法(ていきほう)という方法で
計算されています。

これは、春分や秋分、立春の日などの
季節の節目を24に分けた、
二十四節気を割り出す方法です。

冬至もこの二十四節気の一つで、
太陽の位置から特定の計算式によって、
北半球で一番昼の時間が短くなる日を
割り出しています。

その年によって冬至の日が
1~2日前後することもあります。

ちなみに2016年から
2020年までの冬至の日も既に計算されています。2016年:12月21日
2017年:12月22日
2018年:12月22日
2019年:12月22日
2020年:12月21日

 

となっています。

冬至2015の日の入りについて調べてみた

全国の主な地域の日の入り時刻は以下の通りです。

北海道 札幌:16:03
宮城県 仙台:16:21
千葉県 千葉:16:30
東京 :16;32
長野県 長野:16:39
愛知県 名古屋:16:45
大阪府 大阪:16:52
和歌山県 和歌山:16:54
広島県 広島:17:04
高知県 高知:17:02
福岡県 福岡:17:14
沖縄県 那覇:17:43

 

ご覧の通り、冬至の
各県の日の入り時間はバラバラです。

前にも書きましたが、
冬至は1年を約15日ずつ24に分けて、
それぞれに名前を付けた
二十四節気の中の一つです。

そのため冬至は一日で終わるわけではなく、
次の節気の小寒の前の日までの
期間を指す言葉でもあります。

小寒→大寒→立春にかけて
寒さが厳しくなると言われています。

確かに一年の中でこの時期が一番寒い季節ですね。

ちなみに全国的に見ても、
日の入り時間が一番早いのは
どこの都道府県も12月上旬になっています。

この時期は確かに早く日が沈むので、
仕事帰りの際はもうすっかり外は
真っ暗になっていますよね。

冬至では日の出はいつ?東京や大阪

それでは次に日の出時刻を見て行きましょう。

東京:6:46
大阪:7:00

北日本と南日本を比べてみると

札幌:7:01
福岡:7:18
沖縄:7:11

日が沈むのが一番早い地域が
北海道だというのは、
なんとなく想像できましたが、
反対に日の出の時刻が一番遅いのが
沖縄ではなく、福岡ということは意外でした。

ここで豆知識を一つ。

冬至という名前は、
天文学的には天球上を太陽が通過する場所の
名前なのだそうです。

そして2015年の冬至の場所を太陽が通る時刻が、
12月22日の13:48になります。

冬至の瞬間を含んだ日を冬至日と呼びます。

まとめ

冬至の日にちと日の出、
日の入り時間についてご紹介してきました。

一番意外だったことは、
冬至が最も日の出が遅くて、
日の入りが最も早いわけではない
ということでした。

実際に日の出が一番遅い日は、
冬至の半月ほど後になります。

そうして日の入りの一番早い日は、
冬至の半月ほど前になります。

なぜ冬至が一年の中で
最も昼間が短い日になるのでしょうか?

その理由の一つに、
昼間の長さが太陽の高さで決まることにあります。

太陽が空の高いところを通過すれば、
それだけ空を横切る時間が長くなります。

逆に低いところを通れば、
横切る時間が短くなります。

つまり太陽が空の一番高いところを
通過する日が夏至、

空の一番低いところを
通過する日が冬至です。

だから冬至が一年で
昼間が一番短い日なんですね。