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年の瀬になると確定申告の広告を
見るようになります。

年間支払った医療費が10万円を超えると、
医療費控除の申告をすれば
いくらかお金が戻ってきます。

微々たる額でも
お金が返ってくるのは
嬉しいですよね。

でも金額はいくらくらい
になるんだろう。

1000円くらいなら
面倒だしいいかな~。

と諦める前に、
計算方法はとても簡単なので
一度自分で試算して
参考にしてみてください。

確定申告の医療費控除をした場合還付金はいつ返ってくる?

確定申告の期間中に還付申請をしたら、
気になるのはいつ還付金が
もらえるかということ。

国税局によると、
還付金の支払い手続きには
約1か月から1か月半くらい
かかるそうです。

またE-TAXという
インターネットで電子申告をした場合は、
これより短く約3週間ほど
還付金が支払われるそうですよ。

ちなみにうちの親も数年くらい
前からE-TAXを利用しているようです。

私はまだアナログですが…。

確定申告の医療費控除 還付金の計算方法は?

源泉徴収票を用意します。

多くのご家庭では
旦那さんの源泉徴収票ですることが

多いと思います。

そうして医療費の合計を計算します。

病院からもらったレシートを
見ながら1枚1地道に枚計算して
行きましょう。

所得金額を計算する所得金額とは
=給与所得控除後の金額―所得控除の額の合計額です。

ここで医療費控除の
簡易計算サイトを利用します。
→http://www.hahoo.jp/KEISANKI/それぞれの項目を入力していきます。

1.「かかった医療費」の欄に入力して+のボタンを押す。
2.「受け取った保険金」があればこれも入力して+のボタン。
3.「所得金額」の欄に源泉徴収票にある給与所得控除後の金額を入力して+のボタン。
4.「計算する」を押して完了です。

 

源泉徴収票に記されています。

確定申告での医療費控除還付金が0円で帰ってくることはある!?

そもそも確定申告で
医療費控除を申請した場合、
還付金は源泉徴収された所得税が
還付される仕組みです。

そのため支払った医療費が
還付されるわけでは
ないのでご注意を。

私も毎年医療費控除を
申請していますが、
ここは勘違いしていました。

そのため、もしあなたに
源泉徴収された所得税が
0円だったなら、
たとえ医療費を10万円以上
年間に払っていても
還付金はないということです。

ちょっとややこしいですが、
つまり医療費控除というのは
医療費にかかる
所得税が減る仕組みです。

また医療費控除は
申告した人の所得税と
住民税を減らすことができるだけで、
還付金が受け取れるわけではないのです。

住民税は後払い方式なので、
医療費控除を申告すると
請求される住民税が減ります。

反対に所得税は前払い方式の人と
後払い方式の人と両方あります。

サラリーマンなど
会社勤めの人は前払い方式で、
自営業者などは後払い方式をとっています。

例えば、前払い方式の人が
所得税を納税しました。

その一年後に正確な
所得税が確定しますが、
ここで医療費控除を
申告しておけば所得税の額が
減るわけです。

この所得税の金額と
前払いした所得税を見比べて、
払いすぎていた分が
還付金として返金される、
また足りなかったときは
納税が必要になります。

アドバイザー
おさらいしましょう。
源泉徴収の税額が0円のときは、
還付する原資がないので
還付金も0円です。ただ、住民税は後払い方式なので、
たとえ医療費控除の
還付金が0円でも申請することによって
住民税を軽減させることが
できるということです。

 

まとめ

日本は累進課税国で、
給料をたくさんもらって
儲かっている人が、

お給料と比例して
税金もたくさん払う仕組み
になっています。

払い過ぎた税金を
少しでも取り戻そうと
確定申告したが、
源泉徴収額が0円なら
還付金も0円になります。

でも、いくら0円でも
医療費控除の確定申告で
住民税が安くなるなら、
申請をした方がお得ですよね。

新年度の6月に
住民税を安くしたいなら、
年度末の3月中に
医療費控除の確定申告を
した方がいいでしょう。