医療事務のお仕事はいくつになっても働けるので、特に女性に大人気の職種です。

資格を持っているとどこに引っ越しても働くのに役立つので、子育てしながら通信講座で勉強しているママさんも多くいます。厳しい就職事情が続いていますが、医療系のお仕事は就職に有利なので人気です。

今回は医療事務の資格の取得方法などについてご紹介していきます。

医療事務資格の取得方法は?

まず資格を取るためには通信制と通学制があります。

通信制は働きながら資格を取ってキャリアアップできること、子育て中でも隙間時間に勉強して、社会復帰に強い味方となってくれます。時間の制約がある人には通信制は大きなメリットでしょう。また最近の通信講座の教材はサポートもしっかりしているので、分からない部分も気軽に確認できるので安心です。

時間に余裕がある人、教室に通いたいと言う人には通学制がおススメ。最短で一ヵ月半で資格を取ることも可能だそうです。講師から直接教えてもらえるので、疑問点の確認がその場でしやすい環境です。パソコン入力やレセプトなど専門的なことも指導を受けられます。

自分のライフスタイルに合わせて、通信か通学で資格を取るのか考えてみましょう。

医療事務資格を通信で勉強するならどこがいい?

ニチイ

こちらの医療事務講座は、診療報酬請求事務能力認定試験には対応していないようです。ただニチイで取得できる医療事務系の資格が、非常に多い点が特徴です。そのため受験者も年間4万人も受けているのだそうです。国内最大規模の資格試験なので、医療機関にもニチイの名前がよく知られているため信頼があります。そのため就職にも有利と言えるでしょう。ただ認定試験よりはかなり易しい試験問題になるようです。

ヒューマンアカデミー

診療報酬請求事務能力認定試験という最高峰の試験に対応しています。最大で5つの資格が取得でき、医療事務だけでなく、医療秘書や医事コンピュータについての電子カルテオペレーション実務能力認定試験にも対応しています。現代はパソコンスキルが問われる時代ですよね。そのため医事コンピューター関係の資格の評価は年々上がっているようです。
どちらのスクールも毎月資格試験を実施していますので、受験しやすいですね。

医療事務資格のメリット・デメリット

資格取得を目指す場合、メリットだけを考えますよね。けれど医療事務にはデメリットもあるのでそれも知っておきましょう。

メリット

・安定している。都心だけでなく医療機関は地方に行ってもいくつもあります。そのため医療事務の資格を持っていると職探しに困りません。また需要も高いので転職にも良いです。
・医学的知識も勉強できる。病院が職場なので、いろいろな病気についても詳しくなります。この病気にはどんな検査をして、どんな薬が利用されるのかということまで把握できるようになります。自分や家族、友達が病気になったときに、良い医療機関を選べる知識が得られるでしょう。

デメリット

・給料が安い。初任給は10万円半ばくらいです。働いた年数が増えても20万円そこそこ。一般の会社よりは稼げないと思っておいた方が良いです。
・診療報酬が定期的に改正されるので、その度に覚えなければならない。点数がちょくちょく変更されるので、間違ったまま業務を行うとミスに繋がります。しかも新しい点数の発行が2年ごとにあるので、ブランクがある人には覚えるのが大変かもしれません。
・休みが少ない。職場や働き方にもよりますが、年末年始と一般的な祝日はあるものの、仕事が入ってくる可能性があります。週休二日制の仕事ですが、カレンダー通りに休めないこともあると覚えておきましょう。
・他の医療従事者から下に見られることも。確かに病院で働いている人たちは国家試験を突破した人ばかりです。その人たちから見下される感覚に陥っている人も少なくないようです。でも最近では医療事務の資格も明確になって、地位は少しずつ回復しているのではないでしょうか。それに難易度の高い医療事務の資格を持っていると、一目置かれます。

まとめ

どんなに華やかな仕事でも、どんなにお給料が良い仕事でも良い面と悪い面があるものです。

良い面だけを見て安易に決めず、かと言って悪い面だけ見て簡単に諦めてしまわず、自分の将来をしっかり見つめて、今の自分も見つめてから決断しましょう。