新しい生活を始める人が多い4月。

季節はもう春です。

新入社員や新入学生が入ってきて、新しい年度の始まりの月に当たります。そんな4月に出す手紙にぴったりの時候の挨拶や、歓送迎会で使える文例などをご紹介していきます。

時候の挨拶4月!歓送迎会で使える気の利いた言葉は?

新入社員や新しく転勤してきた人などがいると、この時期は歓送迎会も多くなります。

歓送迎会では他の社員の皆さんとお話しして、同じ会社の一員としてこれから伴に仕事をしていく分けですが、新人さんの情報はお互い知りません。

もしあなたが歓送迎会で幹事や挨拶を頼まれたのなら、事前に新入社員の情報を聞いておきましょう。そうすると挨拶の時に「〇〇さんは◇◇出身で、趣味は△△なんだそうです。」と紹介でき、後で他の社員達と話のきっかけになります。

出身地が同じだったり、趣味が似ていると話が盛り上がり、場の雰囲気も和みます。幹事として先輩社員としてこのような気配りができたら、新人さんにはもちろん同僚や上司からも良い評価が得られるでしょう。

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一般的な挨拶の例文です。

〇〇さん、〇〇さん入社おめでとうございます。私達◇◇(会社名)の経理課全員も〇〇さんと〇〇さんを迎えいれたことを嬉しく思っています。まだまだ分からないことが沢山あると思いますが、優しい先輩たちばかりなので、いつでも聞いてください。始めから何でもできる人なんていません。いろんな壁にぶつかりながら、一歩一歩前に進んでいってください。私達も全力でサポートしますので、ぜひ頑張ってください。

時候の挨拶4月 ビジネスで使える文例

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その年によって温かさや寒さが違います。
肌寒い4月もあれば穏やかな4月もあります。リアルタイムで季節感のある挨拶を使い分けましょう。

・陽春の候、貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます。
・桜端の候、貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます。
・穀雨の候、貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます。
・春風の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

またビジネス文書などでは、季節を問わず年中使える便利な時候の挨拶として「時下」があります。
時下とは「このところ」「今現在」などの意味があるので、春夏秋冬を問わず使うことができます。

文例

拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

時候の挨拶4月にスピーチする際の切り出し方

スピーチで気を付けることは、文章より口頭にしたときに分かりやすい、伝わりやすいようにしておくことです。

例えば、

春もたけなわの日和、ますますのご発展お喜び申し上げます。

というものから

桜の花も散りはじめるこのごろ、皆様にはますますご健勝の事と存じます。

というものもあります。

相手に対する気遣いや、4月ならではの季語を使うと一気に季節感の出る挨拶になるでしょう。

スピーチの結びには、例えば新しい環境で心機一転、皆さまの幸福をお祈りします。と言って新生活を始めた新入生や新社会人を思い浮かべることができます。

また他にも見頃のうちにぜひ花見へ誘ってください。などというものもあります。スピーチなので固くなり過ぎず、口頭で言いやすいものを考えておくと良いでしょう。

まとめ

時候の挨拶の基本は、その時期にしか味わえない季語を入れることです。また安否の挨拶は相手を思いやる気持ちを表すので、儀礼的な文章になります。

桜の花も盛りを過ぎ、吹く風も暖かく感じられる季節となりました。など季語ではなく書き方で季節感を出すと、柔らかい印象になります。