初盆・新盆というのは、亡くなった人の四十九日が明けてから初めてのお盆を指します。

初めて故人が帰ってくることから盛大に供養することが一般的となっています。

今回は、初盆に必要な提灯の飾り方や誰が買うのか?処分方法は?などについて説明します。

初盆提灯の飾り方はどうすればOK?

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家族が亡くなるという経験は、非常に悲しく切ないことです。私も父を亡くし、初盆の準備をした覚えがあります。

四十九日が明けた頃は、悲しみが深く当時の記憶もおぼろげですが、残された母を支えなくてはと色々と調べて、家族で協力して準備をしました。

初盆提灯の飾り方

初盆提灯というのは故人の霊が初めて家まで帰ってくるということで、迷わずに帰ってこられるように真っ白なものを目標として用意します。

通常の盆提灯とともに白木で作成された白紋天の提灯を準備するのが一般的です。

飾っておく場所は?

飾っておく場所ですが、玄関やお部屋の窓際や仏壇の前に吊るしておきます。

数は一つでも良いそうですが、私の実家では2つ玄関と仏壇のところに準備しました。

初盆提灯を準備する以外にも初盆でするべきことがあります。

初盆でするべきこと

・盆提灯を購入する
・盆提灯を飾る
・初盆で行う法事の日程を決める
・初盆の法事に呼ぶ人を決める
・法事の後の食事会の場所を予約する
・菩提寺の僧侶の手配
・法事へのお見舞いを頂いた方へのお返しやお礼状準備
・お供え物や盆棚を準備する

▪️盆提灯を購入する
▪️初盆で行う法事の日程を決める

まずは、初盆の法事の日程を決めます。
私の家族の場合は、母は年金受給者だったので比較的自由が効きますが、兄や妹は働いていたので会社の休みに合わせて一番都合が良い時期に決定しました。やはり家族揃って迎えるのが良いですね。

▪️初盆の法事に呼ぶ人を決める

父は会社の役員をしていたので、もし色々な人に声をかけると呼ぶ人がかなり多くなってしまうので、家族と親戚だけとしました。

改めてお参りに来ていただける人は、お盆の間に来ていただくという対応となりました。

▪️法事の後の食事会の場所を予約する

法事の後の食事会を早めに予約します。

お盆の頃は、どうしても混んでしまうので早めに日程を決めて予約をします。

その際、人数確認もきっちりしておく必要があります。

▪️菩提寺の僧侶の手配

菩提寺にお経をあげてもらう必要があるので、日程を抑え、お布施の準備などをします。

▪️法事へのお見舞いを頂いた方へのお返しやお礼状準備

法事やお見舞いに来ていただいた方へのお返しやお礼状を法事が終わってから準備します。

▪️お供え物や盆棚を準備する

お供え物や盆棚の準備ですが、私は果物の盛り合わせを間違いがないように楽天のお供え物で購入しました。

初盆提灯は誰が買う?どのくらいの値段がする物なの?

初盆提灯は、昔であれば身内が用意することが一般的で、実家では母が用意しました。

値段は色々ですが、1500円〜3000円程度が相場です。

私はお嫁に出た身なので、盆提灯を父のために1対送りました。迷わず父が帰ってこられるように、そして毎年のお盆に提灯を使ってもらえると良いなという気持ちを込めています。

どこで提灯を買えば良いかな?と悩みましたが、楽天の専門店で購入しました。

初盆提灯の処分方法

初盆提灯は、初盆でしか使用しないので、使用後にどうすれば良いのか困ってしまいますね。

実家の場合、菩提寺に持参して処分をお願いしました。やはり、きちんとしたマナーで処分した方が良いかなとの考えです。

絵柄の入った提灯は、毎年使用するものなので、使用後は綺麗に埃を取って箱にしまっておきます。

まとめ

初盆では、通常の提灯と違い白い提灯を使用します。

故人が迷わず初めて自宅に帰ってこられるように、心を込めて準備したいものです。

四十九日が経ち少し気持ちが落ち着いた方も、まだ悲しみが癒えない方もこの日ばかりは故人の生前を思い人柄を偲んで貰えると良いなと思います。

私の父が亡くなった時は、本当に誰もが驚く速さでしたのでショックから立ち直るのに時間がかかりウロ覚えですが、その時の自分に出来る精一杯のことをしたのはよく覚えています。

今回まとめたことを参考に、初盆をお迎えいただければ幸いです。