梅雨の時期になると、濃淡の色とりどりの花で楽しませてくれる紫陽花の季節になります。
紫陽花の花言葉には、良い意味と悪い意味があるって知っていましたか?プレゼントにしたいなと思っても、もし意味を知らなかったら思わぬトラブルになってしまうこともある紫陽花の花言葉。
今回は、そんな紫陽花の花言葉についてご紹介していきます。
紫陽花の花言葉の良い意味と色
紫陽花は土壌の性質によって、また花が咲いてからの日数とともに色が変化する面白い花です。
その原因は、紫陽花にあるアントシアニンという色素。そこに土から吸収されるアルミニウムが加わることによって青みを帯びていきます。
日本は酸性が強い土壌をしているので青色から青紫の紫陽花を見ることが多いですね。ヨーロッパでは、アルカリ性が強くピンク色や赤紫の紫陽花が多いです。またクリーム色 → 水色 → 青 → 青紫 → 赤紫 → ピンクと色が変化していきます。
まずは良い意味の花言葉と色をご紹介します。
紫陽花の花言葉 良い意味
② 家族団らん、家族の結びつき
③ 辛抱強い愛情
④ 寛容
⑤ 謙虚
① 元気な女性
① 元気な女性
ピンクの紫陽花の花言葉が「元気な女性」です。
これはフランスの花言葉で、ピンクの可愛い花の色と紫陽花が咲く6月がフランスではカラッと晴天ですごしやすいことからイメージされて付けられました。確かにヨーロッパの6月7月は日本の梅雨と違い晴天が続き暑さも少なく本当にすごしやすい天候です。
ヨーロッパではアルカリ度が強い土壌のため、紫陽花の色がピンクに色づきます。
② 家族団らん、家族の結びつき
小さな花びらが寄り添って沢山咲いていることから「家族団らん」や「家族の結びつき」という花言葉が付けられました。
③ 辛抱強い愛情
青いあじさいには「辛抱強いあじさい」という花言葉もあります。辛抱強く深い愛情を持っているという気持ちがあじさいには込められていますが。それには逸話があります。
ドイツ人医師であるシーボルトは日本人女性と恋に落ちましたが、国外追放により本国へと帰国しなくてはなりませんでした。その時、離れ離れになってしまった「お滝さん」を想い、あじさいを持ち帰って「おたくさ」と名付けたと言われています。そんな切ない愛になぞらえて「辛抱強い愛情」という気持ちが込められています。
④ 寛容
白いあじさいの花言葉に「寛容」があります。白いあじさいというのはアントシアニンという色素を持たずにいるので、土の酸度に関わらずどこでも白い花となります。
⑤ 謙虚
ガクアジサイの花言葉が「謙虚」です。額縁の様な形をした花びらからガクアジサイと呼ばれています。
フェアリーアイの花言葉
あじさいには3000種以上の品種がありますが、「フェアリーアイ」の花言葉が「元気な女性」「家族団らん」「辛抱強い」です。母の日のプレゼントで地植えが出来るお花が良いということで、あじさいを選んだ私。
花言葉は知らなかったのですが、フェアリーアイが2度色も変わるし可愛くて人気だからと選びましたが、ぴったりの意味で良かったです。母の日が過ぎた後でも庭に地植えされて毎年咲いてくれています。
鉢植えを母の日に送るのは、とってもオススメです!
紫陽花の花言葉の悪い意味と避けたい色
紫陽花には良い意味も沢山ありますが、実は贈る時にはちょっと気をつけなくてはいけません。反対に悪い意味もあるので、知らなかったからといえ相手を怒らせてしまうこともありますので、注意してくださいね。
紫陽花の花言葉の悪い意味
② 高慢
③ あなたは美しいが冷淡だ
④ 移り気、浮気
紫陽花は色が移り変わっていくことから、移り気とか浮気という花言葉があります。
また、青い色の紫陽花には「冷淡」「高慢」などの花言葉もあるので、贈る時には一言意味している花言葉を添えて、ネガティブな内容ではないことを示しましょう。
紫陽花の花言葉を踏まえて結婚式で使うには?
紫陽花の花言葉に「気の迷い」があるので、本来、結婚式に紫陽花の花を使うことはあまりありませんでした。
しかしながら、日本でもジューンブライドが人気となり、6月に満開になるあじさいを使ったブーケや装飾も増えてきました。あじさいの別の花言葉に、「家族弾来」や「深い愛情」もあることから、ネガティブな花言葉よりもポジティブな面を捉えていると集まった親戚一同やご両親に説明されると良いですね。
まとめ
ポジティブとネガティブと両方の意味を併せ持つ紫陽花。
ころんとしたフォルムに小さな花びらが寄り集まっている姿は本当に可愛らしいです。
地植えも出来、母の日や友達へのプレゼントにも最適です。ちなみに友達への花言葉には「友情」「仲良し」があるのでピッタリですね。