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EU離脱派の勝利となりイギリスはEUから脱退することが決定しました。

これからイギリスはどうなるのか?日本への影響などについてまとめています。

関連記事:イギリスの国民投票結果速報!EU離脱か残留か?世紀の結末は?

EU離脱派の勝利!?歴史的決定をリアルで見た

イギリス在住の管理人は、リアルタイムでこの国民投票を見守ってきました。日本人である管理人はもちろん投票権はありませんが、イギリス人の友人などから話を聞いたりして自分なりに残留のシナリオを描いていたので、非常に驚きました。

投票日の終わりには残留がわずかに優勢だったので、このまま残留へ向かうだろうと眠りにつき、一夜明けて離脱派がわずかに上回り離脱は勝利の宣言ニュースを見ました。

フェイスブックの投稿には、「信じられない!」「日本企業はどうなるんだ?」「がっかりだ」などの声が上がり、残留派のイギリス人も困惑している様子が伺えます。

地域によっては、6割以上が離脱派という場所もあるので反EU感情、反移民感情は思った以上に大きいということですね。

イギリスがEU離脱の流れと影響とは?

イギリスのEU離脱が決定してもすぐに離脱する訳ではありません。

欧州連合基本条約(マーストリヒト)条約により、2018年夏までの2年間は脱退への調整期間となり離脱交渉を重ねていくことになります。

幸い英国はユーロに参加せず、もともとポンド通貨を採用しているので、通貨の問題はないとしても様々な難題がかかってきます。

イギリスの国民投票に注目!EU残留か離脱か英国人に生の声を聞いてみたにも書いていますが、どんな問題が出てくるのでしょうか。

EU離脱による問題

・EU圏からの移民の制限
・EU圏への移住の制限
・外国企業によるイギリスからの撤退
・英国政治の混乱不安
・金融市場の混乱と経済の停滞
・他EU諸国のEU離れの加速

 

■ EU圏からの移民の制限とEU圏への移住の制限
EU圏から流入している大量の移民に、EU圏以外のようにVISAが必要になるなど制限がかけられるようになります。自国の決定以外のEUで決められた経済的に弱い国からの移民を、EU加盟国であるからと受け入れなければならなかったイギリス人の不満が、今回の投票ではかなり大きいことが分かりました。そのため、これまで簡単にイギリスへ入国し仕事を得たり、社会保障や生活補助を享受できていた人たちにストップがかかるでしょう。

今、気になっているのは、ポーランド人の友人などすでにイギリスに入って仕事をしている人たちはどうなるのか?ということ。私がイギリスの永住権を取得したように、高いお金と試験と手続きを受けて永住権や就労ビザを取得必要が出てくるのか、2018年までに細かく決定されるかと思います。

現在のVISAの状況ですが、年々申請費用も上昇しており、私がイギリスへ来た10年前には申請費用が500ポンド(約8万円)だったのに対し、医師であるインド人の友人家族はビザ申請費用が一人1000ポンド(約16万円)に値上がりしたと言っていました。しかも、申請にはある程度の所得証明も必要なので、もしかしたら貧乏な外国人は出て行けという流れになるのかもしれません。そうなると、生活保護を申請していたり、ギリギリの収入で働いているEU圏の人たちはシッカリした所得や貯金証明がなければイギリスにいられなくなる可能性もあるということですよね。

逆を言えば、ヨーロッパの国へ移住したいなと考えているイギリス人だって、難しくなるってことです。友人は数年後にスペインへ移住しようと考えていたけど、今回の決定でそれが難しくなったなって話してました。

世界中がグローバリゼーションと謳っている中で、イギリスの決定はその逆を行っていると思えてなりません。が、それだけイギリス人の中で増えすぎた移民や自国以外による決定で被る不自由感の方が大きかったということでしょうか。

■外国企業によるイギリスからの撤退
イギリスには世界各国から企業が進出しています。日本企業も約160社程度イギリスに進出していますが、EUに入っていないため貿易に支障が出ることにより、長い目で見て撤退してドイツやフランスなどの他のEU圏に移転することだって考えられます。イギリスの経済は、これから苦しくなってくるとジャーナリストの見解です。

■他EU諸国のEU離れの加速
イタリアやフランを始め、イギリスの離脱決定によりEU離れが加速していく危険性があります。多くの国がサポートしているギリシャでさえ、EU離脱派の意見があるというのですが、イギリスを皮切りにEUという機能が崩壊していく危険性があります。

首相辞任でイギリスはこれからどうなる?

イギリスの現首相であるデイビット・キャメロン氏が首相を10月に辞任するという発表をしました。

EU脱退への交渉を2018年夏までに進めていかなければいけない状況で、首相が辞任するということはどうなるのでしょうか。イギリス経済は、政治と共に混乱状態となり難しい局面になるのではないでしょうか。

最近、勢いを増し、離脱派のリーダーともされてきたイギリス独立党のナイジェル・ファラージュ氏が目立ってきました。今回の投票を見ていると、移民反対派をうまく取り込み票につなげてきた気がします。

もともと、イギリス独立党は外国人排斥者が多く支持しており、イギリスはどんどん保守的に傾いてきており外国人にとって住み辛い場所になっていく流れが出来つつあります。今回の離脱派勝利で、更なる外国人排斥が進まないことを祈るばかりです。

まとめ

まさかの大波乱の決定で、イギリスは本当に混乱しています。

朝からイギリス人の友人が電話してきたり、EU圏の友人はこれからどうなるのか本当に不安だと気持ちを吐露していました。

リーマンショックからやっとの事で経済が上向いてきた矢先の出来事ですし、イギリスに住む外国人の身としては今回の決定は複雑な気持ちがしてなりません。

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