師走が近づくと賑わいを見せるのがお歳暮商戦ですよね。

もう今年も終わりなんだと毎年12月になると感慨深くなります。

さてそんな師走には、普段お世話になっている方にお歳暮を贈る人が多いのではないでしょうか。

でも自分が喪中の場合は年賀状と違ってお歳暮は贈っても大丈夫なのか?大切なしきたりなのでマナーを守って贈りたいですよね。

そこで今回は、お歳暮のマナーについてご紹介していきます。せっかく感謝の気持ちを贈るお歳暮。失礼のないよう相手の方に喜んでもらいましょうね。

かにまみれ

お歳暮は自分が喪中の時には送っても良い?

結論から言うと贈り主である自分が喪中の場合は、相手方に不幸があったわけではないのでお歳暮を贈っても問題ありません。

ただし相手によって喪中の人からお歳暮をもらうのは、死を「穢れ」と考えて贈り物を気にする人もいます。そんな時は四十九日を過ぎてから水引きを掛けないで贈りましょう。

仏事は昔ながらの慣習や地域によってしきたりが違ったりするので迷いますよね。でもお歳暮はこの一年間お世話になった人へ贈るお礼なので、基本的に喪中と関係がないことを覚えておきましょう。

ただ前述のように人によっては喪中の人からの贈り物を気持ちよく受け取れない人もいるので、四十九日の後に贈った方が無難です。喪中の時のお歳暮ののし紙は通常の紅白の蝶結びではなく、無地の短冊を使うと良いでしょう。

喪中の時は年末年始とお歳暮のマナーは?

年の暮れに感謝の気持ちを込めてお世話になった人は贈るお歳暮ですが、自分が喪中だと年末年始のお祝い事はどうしたよいのか迷います。

ただお歳暮に関しては四十九日か五十日祭を過ぎたら贈れば◎。喪が明けていない内に贈り物を贈ると、相手に穢れを送ることになるという考え方があるからです。でも忙しい年の瀬に大切な人を亡くしてしまうと、気持が落ち着いていないので心に余裕がないことが多いものです。

そんな場合は無理にお歳暮を準備しなくても大丈夫です。後に寒中見舞いとして贈る方法もありますよ。

喪中でお歳暮を送るなら時期はいつ?

さて12月はお歳暮の季節だということは分かりますが、実際にはいつ頃送るといいのでしょうか。

このお歳暮を贈る時期には関東と関西で少し違いがあるようです。

関東では12月初旬から12月31日の間、関西では12月13日から12月31日の間に品物が届くように送るのが一般的になっています。昔は新年の準備を始める「すす払いの日」の12月13日から12月20日の間に贈っていたようですが、現在では前述の期間が一般的です。

そして悩むのが自分が喪中の場合ですが、相手の方が喪中と言うわけではないのでお歳暮は贈っても問題ありません。

ただし上記の期間中に四十九日が明けてから、のし紙の水引きは掛けないで贈りましょう。特に年配の方は死を「穢れ」と考えている人も多いので注意します。

ちなみに何かと忙しくて年内にお歳暮を贈ることができなくて焦らなくても大丈夫。関東と関西では少し違いがありますが、関東では1月7日の松の内までに、関西では1月15日までに届くように贈ればOKです。

もし更に遅くなってしまいそうでも、2月の立春の辺りまでに寒中お見舞いとして贈れば大丈夫です。そして熨斗の表書きは「お年賀」または「御年賀」と書きます。

かにまみれ

まとめ

百貨店などではお歳暮の季節になると、お歳暮商戦が始まるのでとても賑やかになりますよね。

自分が喪中であったりマナーがよく分からない時は、お歳暮を購入するお店の人に相談してみるのもおススメです。大切な日本のしきたりであるお歳暮。

失礼のないように贈って感謝の気持ちがきちんと伝わり、喜んでもらえると嬉しいですね!