夏が本格的になってくると、虫が活発に活動を始め虫刺されが気になる時期になりますね。

うちの子供の例に漏れず、虫に弱いタイプです。

たかが虫刺されと侮るなかれ!?虫刺されは、とっても怖い病気へと繋がる場合もあります。そこで、今回は虫刺されについてまとめてみました。

子供の虫刺されがひどい!?腫れや痛みがある場合はどうしたら良い?

子供のタイプによって虫刺されで、刺された部分が酷く腫れてしまう子供がいます。これは体質だとお医者様には言われたのですが、我が子も虫刺されに弱いタイプで蚊などに刺されると酷く腫れてしまいます。腫れは刺される部位によって症状が違って来ます。

息子の症状で特に酷いのが、耳。耳をヤブ蚊などに刺されると、本当にかわいそうなくらい腫れます。何度か、刺されて耳が5倍くらいに腫れ上がってしまい、熱を持ち、触ると痛いと泣いてしまうほど。すぐに主治医にかかり、ステロイドの塗り薬を処方してもらいました。

これだけでも酷い症状なのですが、この春、それ以上に虫刺されを舐めていたらあかん!という病気になってしまいました。

皆さんは、リンパ管炎という病気を聞いたことがあるでしょうか?

人間の体にはリンパが通っているのですが、その中にリンパをつなぐ役割であるリンパ管があります。そこに細菌が入るとリンパ管を通ってリンパ節へ広がり、全身に菌が回ってしまい高熱症状や菌が脳にまでいき最悪死に至るという恐ろしい病気です。

そんな恐ろしい病気の手前であるリンパ管炎に息子がかかってしまいました。

ある日の朝。

息子の親指の足の付け根にポチッとニキビかな?なんだろう?という膨らみを見ました。蚊に刺されてブワッと腫れて知るという感じではなくて、ぽこっと膨らんでいるイメージです。

ちょっと気になる・・・と様子を見ていました。その夜、なんだか息子の足が痒そうな赤みを持って、くるぶしの方へスーーーッと赤い筋の様なものがうっすら見えました。息子自身は元気だったのですが、ちょっときになるので翌朝、小児科へ行こうと就寝。

朝起きてみると、その赤い線がくっきりと息子の足首のあたりまで伸びていて、これは何だかおかしいぞ!?と急いで病院へ行きました。朝の準備から病院へ行くまでの1時間半あたりで、赤い筋はかなり上まで伸びていました。その進行具合と勢いに驚いて、主治医に見せると顔色を変え、すぐに抗生剤を処方するから。。。普段は子供には出さない強いやつを出すから絶対にすぐに飲みなさいと言われ、2−3日しても改善しないようだったらすぐに来院するようにと言われ何だかただ事じゃないぞ!?と緊張が走りました。

その日は週末だったので、抗生剤を飲ませること3日。週明けの月曜日に来院し、容体をチェックしてももらうと勢いが少しおさまっているので安心してくださいと言われました。そこで初めて、息子はリンパ管炎になっているということを教えていただき、あと1日来院が遅かったらリンパ節まで菌が回ってたね・・・と言われて進行の早さにゾッとしました。

幸い息子は熱は出なかったのですが、リンパ管炎になると40度以上の熱を出すこともあるそうです。

その翌日、どうもまたあまり治っていない気がしたので、来院。直感は当たったようで、あまり抗生剤が効いていないようなので、オゼックスという抗生剤とステロイドの飲み薬とリンデロンの塗り薬をもらいました。それから1週間して、やっとうっすらとした線が消えました。

こんなに長く抗生剤とステロイドを飲ませたのは初めてだったので、心配していましたが治って本当にホッとしました。

細菌が入った原因は、何と蟻に噛まれただとか!?虫は虫でも蟻でそんなことになるとは・・・虫刺されと侮るなかれ。重症化してしまうこともあるので、虫が多くなる春から夏にかけては、皆さん特に小さなお子さんの様子は着替えやお風呂の時にしっかりチェックされることをオススメします。

子供の虫刺されが治らない場合は?

子供の虫刺されがなかなか治らないな・・・?と思われた場合は、すぐに小児科か皮膚科へ受診されることをお勧めします。

我が家のように、虫刺されから思わぬ病気になり重症化してしまうこともあります。市販薬はなかなか治らなかったりもしますので、専門医に診ていただくことが確実です。

もし自宅で対応される場合は・・・・

・虫刺されで腫れた部分を冷やす

・軟膏を塗る

これで対応されて治らない場合は、即、主治医へ。

子供の虫刺されへの対応と対策

子供が虫刺されからリンパ管炎になってしまってから、虫除けの方法を調べて診ましたが、どうしても除外するということは難しく、お医者様も仰られていましたが、徐々に免疫をつけて慣れさせて行くしかないようです。

ですが、我が家で実践した方法をご紹介します。

ベープの蚊除けスプレーを小まめに部屋にまく

ベープからシュッと一拭きしたら12時間は蚊を寄せ付けないというスプレーが出ています。気休めかな?と思いつつ、それを巻いてから虫を見ない気がします。寝る前とかに吹きかけておくと、朝まで持続します。

バルサンを部屋にたく

昔からの方法でバルサンを部屋にたいて、虫除けします。シーズン前にやっておくと良いでしょう。

ムカデ駆除の薬をまく

我が家は自然豊かな場所になるので(田舎ともいう)ムカデが出たりします。子供たちが刺されては大変なので、ムカデ駆除の薬を家の周りにぐるっと巻いておきます。

蚊除けスプレーを小まめにする

保育園などに行くと、先生にお願いしてお散歩前などに吹きかけてもらうようにしました。

長袖長ズボンでお散歩に行く

暑くなってくると大変なのですが、自然が多い場所に行くときは肌の露出を控え、長袖長ズボンで予防することができます。

まとめ

虫刺されから大変な病気になってしまった息子ですが、同じ刺されても娘は何ともありません。耳が大きくなったこともありませんし、蚊に刺された後が大きく腫れたということもありません。

主治医曰く、個人差で体質だということですが、息子の場合免疫が弱っているのでそれもあるのかなぁと思います。

これからまだまだ虫や蚊が増えてきます。できる限りの対策をして、刺される回数を極力抑えていけると良いですね。