夏が近づくと楽しみになるのが夜の空を華やかに彩る打ち上げ花火ではないでしょうか。

毎年大小合わせて大変多くの花火大会が日本各地で開催されますが、その中でも規模と権威において日本一と言っても過言ではないのが、秋田県大仙市大曲地区の雄物川河川敷運動公園にて行われる大曲花火大会です。

この花火大会は正式名称を「全国花火競技大会」といい、日本全国の花火師たちがその腕を競って日本一の花火を決定する競技会なのです。

また、いくつかある花火競技会の中でも内閣総理大臣賞が授与される大会は茨城県土浦市で開催される競技会と、この大曲の競技会のわずかふたつだけとなっています。

今回はこの権威ある大曲花火大会の詳細について調べましたのでご紹介したいと思います。

大曲花火2015年の日程と時間

例年8月の第4土曜日に開催されるこの花火大会ですが、今年も例年通り8月第4土曜日に当たる8月22日に開催される予定になっています。

この花火大会の特徴は、夕方から行われる「昼花火」と、暗くなってから行われる「夜花火」の2部構成となっているところです。

開催時間は

昼花火が17:30~18:15

夜花火は18:50~21:30

となっています。

大曲花火の動員数と打ち上げ数

大曲花火大会の観客動員数は80万人と言われています。

大仙市大曲地区の人口が約4万人弱ですので、そこに一夜にして80万人もの人が流れ込むのですから、当日の混雑や混乱は容易に予想ができるところですね。

会場は状況によって入場規制などが行われることもあるようですので、時間に余裕をもって現地に向かう必要があります。

そして打ち上げ数ですが、総数1万8千発となっています。

演目は、国内でも開催はここ大曲だけとなった昼花火では、煙竜(煙物)や割物といった種類の花火が打ち上げられ、暗くなってからでは楽しむことができない、色とりどりの煙の演出などを見ることができます。

夜花火では10号玉の部にて「芯入割物の部」(芯入割物で三重芯以上とする伝統花火)と、「自由玉の部」(一発目と重複しない自由創造的なもの)の2発を1セットとして打ち上げ、世界一華麗な芸術美を競います。続く創造花火の部では、それまでの丸型の花火の概念を打ち破り、さまざまな形、色彩、立体感などを花火師の創造力によって競い合います。

このほかにもエキシビションとして前年の内閣総理大臣賞を受賞した花火も打ち上げられる予定となっています。

大曲花火の結果はいつでる?

大曲での全国花火競技大会の結果発表ですが、例年翌日には決定・発表となっているようです。

気になる結果はオフィシャルサイト(http://www.oomagari-hanabi.com/index.php)で発表されるようですので、花火を見に行ったら忘れずにこちらで結果もチェックしてみましょう。

まとめ

年々知名度が上がるにつれて人気もうなぎのぼりの大曲花火大会ですが、日本国内の花火師たちが持てる技術と創造力をすべて注ぎ込んで作り上げた作品を見られる大変貴重な花火大会となっています。

事前に混雑状況やチケットの入手方法などをしっかりとリサーチして、一度は足を運んで生の迫力を味わいたいものですね。