夏休みの課題として出される自由研究。

初めてでも、何回かやっていても、どんなことをテーマにするか毎年悩みます。自由研究はそもそも「どうしてだろう?」と不思議に思うことについて調べたり、実験をしたりして自分で答えを見つけていくことです。

そのためどんなものに取り組むかは自由です。

理科の実験、歴史や文化を調べたり、植物を観察したり子どもの好きなことをテーマに選ぶことが大事です。自分の好きなテーマや科目について、じっくり取り組んでもらいたいものですね。

そこで今回は夏休みの自由研究のアイデアについて、いくつかご紹介します。

夏休みの自由研究で小学生に向くテーマを提案!節電や体験は?

節電についての自由研究は小学1年生から可能で、主に節電記録をつけていくことです。

毎日決めた時間に電気メーターの数字をチェックして、その日1日使った電気の量を記録していきます。数字が具体的に分かるので、家族全員の節電の意識も高まるのではないでしょうか?数字の記録とともに、節電効果のある具体的な行動も記録していきます。

例えば、誰もいない部屋の明かりを消したとき。テレビの主電源を切ったり、使っていない電化製品のコンセントを抜いたとき。エアコンの設定温度を1度上げたとき。エアコンを使わず扇風機を使ったとき。などです。

他にも、いろいろな節電方法をインターネットから探すことができるので、おススメです。毎日の記録なので休みぎりぎりになってからではなく、早めの準備をして、しっかり最後までやり切れるようお母さんも声かけをしてあげて下さい。

夏休みの自由研究 小学生の工作アイデア

小学校低学年におススメ工作は、シンプルで簡単な工作です。
危険のない道具で作ることも重要です。

① 牛乳パックのペン立て
地球に優しいリサイクル工作で、しかも簡単に作れます。ぜひ完成したら自分の机で使ってみましょう。

② ビー玉おもちゃ
ビー玉を転がして特定の領域に運ぶ手作りおもちゃです。作り方は2色のビー玉をランダムに置いた状態からスタートして、それぞれの色の領域に移動させます。せっかく移動したビー玉が別の場所に行ってしまうので、コツをつかむまでは難しいおもちゃです。

③ 起き上がりこぼし
ガムテープの芯を利用するリサイクル工作です。手で押すとゆらゆら左右に動きます。うさぎや犬、猫、カエルなど好きな絵を描いて作ります。

次に小学校高学年におススメ工作は、少し難しいものを作ると良いでしょう。

独自の発想でオリジナルのおもちゃを作るのも良いですし、日常生活で使える便利グッズを作ってもいいです。高学年なのでナイフや火を使う工作も可能ですが、ちゃんと保護者がそばで見ていましょう。

① おもしろ貯金箱
10円玉や500円玉などの硬貨がころころと左右に転がりながら、最後は箱の中に落ちていく、おもしろ貯金箱です。この貯金箱ならお小遣いを貯めるのが楽しくなりそうです。

② ゴルフゲーム
空き箱を使ったゴルフゲームを作ります。ミニチュアのゴルフクラブとボールを使って、合計何回で穴に入れられるかを競うゲーム。工夫次第でコースを複雑にしてみたり、自由に楽しく作ることができます。

夏休みの自由研究 小学生理科で星座や塩の結晶、植物観察

星座の観察。

夜空の星を観察して星と星を結んで形を作り、自分だけの星座を作ってみます。

① 星が良く見える暗くて広い場所を選び、夜空の星を観察します。星と星を自由に結んで何かの形を作ってみましょう。
② その形に名前を付けてみましょう。その星座に関する物語を作ってみてもいいです。
③ 現在存在する星座について、どんな由来があるのかなど、本やインターネットで調べてみましょう。

塩の結晶作り

家にある塩を瓶に溶かします。かき混ぜても塩が溶けきらず、底に溜まるくらいたっぷりの塩を入れます。それから洗面器など平らな容器に入れて、天日干しして乾燥させます。例えば朝8時に溶かした塩を天日干しして、午後2時くらいに見てみると、大きな塩の粒ができます。水は残っていますが小さな塩の結晶が沢山できます。

植物観察

アサガオやヒマワリが定番です。

自分で育てて観察日記を書く自由研究がおススメです。また山や湖に行って、そこに生えている植物の標本を作ってみるのもいいでしょう。日常では見られない植物を見つけることによって、いろいろな植物の知識が増えていきます。他に節電の夏を意識して、植物カーテンを作ってみるのもいいでしょう。

まとめ

実験や観察が終わったら、画用紙やノートにまとめます。

内容は研究の動機や目的、実験の方法や用意したもの、実験結果や観察の記録、実験から分かったことや反省、これからやってみたいことなど、前向きな姿勢を示すと良いでしょう。