人が亡くなって四十九日が済んだ後、初めて迎えるお盆のことを新盆、または初盆と言います。

お盆も同じですが新盆は故人の霊が初めて家に戻ってくる日と言われています。そのため故人の好きだった食べ物を用意し、盆提灯や新しいお花もお供えして、普段のお盆より丁寧にお迎えの準備をします。

お仏壇を華やかにしてくれて、扱いにも困らないのがお花。お供えにはとてもおススメです。

そこで今回はお盆のお供えにふさわしい花について、ご紹介します。

お盆のお供えに間違いない花の種類と意味は?

私の祖母も今年初盆を迎えます。

お祖母ちゃんもお花が大好きだったので、お盆には色とりどりの花を贈ろうと考えています。ただお墓参りやお仏壇に供える花には、何か決まりがあったりタブーの花などがあるのでしょうか?

特に男性はお花の種類について詳しくない方が多いと思うので、困ると言う人は意外と多いと思います。基本的にお供えの花には決まったルールはありません。ただ、棘がある種類と匂いのキツイ花は避けた方が良いと言われています。でも今はそういったことを気にしないで季節の花や、自宅で栽培している花を供える方も少なくないようですよ。

一番良いのはやはり故人が好きだった花や、普段の生活の中では、中々買わないような素敵な花束を贈ると喜ばれそうです。この場合は棘のない、香りがキツ過ぎない、毒のない花を選びましょう。

おススメは仏花の代表、菊やトルコキキョウ、グラジオラス。

長持ちもするのでいいですよね。色は白や青、紫など落ち着いた色合いが良いです。

暑いお盆の季節にぴったりな涼しげな色ですよね。特に紫の花は仏教でも「お経を上げる」という意味もあるのでおススメです。そう言えば私の祖母も紫色が一番好きな色でした。ほとんどの花屋さんでは、お供え用のフラワーアレンジをお願いすればしてくれるので、紫を中心にいろいろ組み合わせて素敵な花束をお供えしたいですね。

お盆のお供えのお花はいつまでに送る?

初盆のお供えはいつまでに送ればよいのでしょうか?

それは初盆の一週間前くらい前の7月5日から8月5日の間で送るのが良いでしょう。

もしギリギリになってから送ると、お盆の準備で忙しい場合もあります。

故人のご遺族のことを考えると、余裕を持った日にちで送ることが望ましいです。この時花を送るなら、あまり早く送っても枯れてしまっては困りますよね。せっかく選んだステキな花です。初盆の3日前に送ることをおススメします。

お盆のお供えのお花につけるメッセージ

お供えする花と一緒にメッセージカードを付けることもおススメです。

身内のように親しかった方ではなくとも、そのちょっとした心遣いは嬉しいものです。メッセージの内容は長い文でなくても大丈夫です。短い文でも気持ちは十分伝わるもの。例えば「追悼の想いを込めて」とこれだけでも問題ありません。ご遺族にとっては十分ありがたいことなので、そんなに難しく考える必要はありません。

他にメッセージの例文として

①「謹んで、お悔やみを申し上げます。心ばかりのお花を贈らせて頂きました。ご霊前にお供えくださいませ。」
佐藤 健一郎

②「○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。」
山田 ゆか

などが挙げられます。

まとめ

新盆を迎えるご遺族に初めてお供えする場合、やはりお供えする側の方も失礼がないように心配になるものです。でも難しいことは何もありません。どうぞ素敵な花を選んでお仏壇に飾ってもらいましょう。花を贈ることで、故人もご遺族も気持ちが少しでも気持ちが明るくなると良いですね。