毎年冬になると流行するインフルエンザ。赤ちゃんや小さい子どものいる家庭では、心配の種が増えますよね。

猛威を奮っているのは主にA型です。世界規模で大流行したインフルエンザはA型である場合がほとんど。今回はそんな流行性の高いインフルエンザA型の潜伏期間や症状を、子どもや幼児の場合も含めてご紹介していきます。

インフルエンザa型の潜伏期間と症状

インフルエンザA型の潜伏期間は、早い人だと12時間で発症する場合もあるようですが、平均的に1日~3日と言われています。他のウイルスと比べると発症するのが早い特徴がありますね。

そして主な症状として

・38度から40度近い高熱
・悪寒や寒気
・ふるえ
・頭痛とめまい
・体全体の強い倦怠感
・強い関節の痛み
・筋肉痛
・腰痛
・上気道炎

ざっと見てみると、とても風邪の症状と似ていますよね。

ただインフルエンザの3大症状と言われるのが、高熱、寒気と悪寒、そして強い関節痛と筋肉痛です。風邪かインフルエンザか迷ったときに覚えておくと良いでしょう。

インフルエンザの症状 初期a型の場合

インフルエンザの初期症状をチェックして、自分が感染したときに家族や周りの人にうつさないよう気を付けたいものです。

・38度以上の高熱
・関節痛
・全身の倦怠感
・頭痛
・吐き気
・下痢
・呼吸困難
・咳、痰、くしゃみ

などです。

やはり初期症状を見ても風邪と区別がつきにくいので、注意が必要です。

インフルエンザa型の症状 子供や幼児の場合

小さな子どもがインフルエンザにかかって、苦しそうにしているのを見ているのは本当に辛いものです。

子どものインフルエンザの主な症状は

・高熱。また何日も熱が下がらない。一度下がってもまた上がったりとぶり返しをする。
・微熱が続く。
・熱が出ない場合もある。そのため元気そうに見える。
・下痢。これに伴う脱水症状
・腹痛
・頭痛
・寒気と悪寒
・食欲がない
・吐き気。そして実際に嘔吐。
・まれに目の痛み
・喘息、目の充血、発疹
・咳が長引く
・扁桃腺が腫れる
・寝ない、または寝てばかりいる
・乳幼児は機嫌が悪くよく泣き、中々泣き止まない
・中耳炎など耳の痛み
・まれに鼻血

子どもの場合もほとんどが、大人がインフルエンザにかかったときの症状と同じです。

ただ決定的に違うことが1つあります。

それは症状が比較的軽かったり、感染しているのに元気そうに見えることです。それは子ども特有のインフルエンザの症状と言えます。でも元気そうだから安心ね、と思うのは大間違いですよ!子どもにとって症状が軽いのは危険なことなのです。

ではなぜインフルエンザに感染しているのに元気なのでしょう?

それはズバリ自覚症状がないため。体内ではインフルエンザのウイルスと自分の免疫が戦っていますが、それに気づくことができません。反対にウイルスと免疫との戦いでハイテンションになるケースもあります。本当は体はしんどくて悲鳴を上げているのに、子どもは気付くことができない…。それが症状を悪化させたり、治るまで長期化させたりしてしまいます。

大人は病気になると身体がダルイな、しんどいなという感覚があっても子どもは経験が少なく、体も未熟なので体の異変を気づきずらいのです。そのため親が早く異変に気づいてあげることがとても重要です。

まとめ

インフルエンザに感染するというのは、自分の免疫力がウイルスに負けたことを意味します。そうならないよう日頃から、規則正しい生活を送りたいですよね。

例えば良質なたんぱく質とビタミンをしっかり摂る、ストレスを上手に発散して、睡眠を十分にとり疲れを残さないことが大切です。薬に頼り過ぎないことも大事ですよ。