結婚すると喪中のはがきが、独身の頃と比べてよく届くようになります。

喪中の友人に年賀状は送りませんが、寒中見舞いという形で挨拶状を送ります。ただあくまでも友人なので、堅苦しい内容だと変な気持ちがしないでもありません。でもマナーは大事にしたい…。

そこで今回は喪中の友人に出す、寒中見舞いの文例などをご紹介していきます。

喪中

寒中見舞いの文例!喪中の友人出す場合

普段から付き合いのある友人や、幼馴染には仕事関係者に出すはがきより、もっとフランクでも構いませんが、礼儀と丁寧さは必要でしょう。

また一般的に寒中見舞いというのは

・喪中で年始の挨拶が出来ないとき
・年賀状を出しそびれてしまったとき
・年賀状を出さなかった相手から年賀状が届いてしまったとき
・喪中の人に年賀状を出してしまったので、お悔やみとお詫びの挨拶をしたい
・年末に急な不幸があり、喪中はがきが間に合わなかったので、年賀欠礼を伝えたい
などの時に使われます。

文例1

寒中見舞い申し上げます。
ご服喪中との由を賜り、年頭のご挨拶を失礼させていただきました。
静かにご越年のことと存じますが、向寒の折、ご自愛のほどお祈り申し上げます。
寒さが一段と厳しくなります折柄、お体を大切にお過ごしください。

文例2

ご服喪中と存知、年頭のご挨拶はご遠慮させていただきました。
ご家族の皆様は寂しい毎日をお過ごしのこととお察しいたします。
今はただご冥福をお祈りするばかりです。
厳寒の折、くれぐれもご自愛ください。

文例3

寒中お見舞い申し上げます。
御服喪と承り、年頭のご挨拶は控えさせていただきました。
静かに年を越されたことと存じます。
我が家では・・・(近況報告など。)
まだまだ寒さ厳しき折、お体大切にお過ごしください。
本年が良い年でありますようにお祈り申し上げます

寒中見舞いの文例で喪中でのマナーは?

年賀状は結婚したばかりの方やお子さんがいるご家庭だと、式の写真や子どもの写真を印刷したものを送る方が多いと思います。

寒中見舞いのはがきに写真は入れてもマナー違反にはならないようですが、派手になりすぎないよう注意しましょう。

ただし初詣や日の出など正月をイメージする写真、干支など年賀状の定番である絵は使用しません。冬や早春を連想する花、草木、風景、また愛犬&愛猫の写真を入れても大丈夫です。

また相手が喪中の場合は賀詞や、めでたい言葉は避けます。

さて寒中見舞いのマナーとして、頭語と結語は不要です。また期限を守って出しましょう。

そして季節の挨拶は大きめの文字で書き、余ったからと言って年賀はがきは使いません。

印刷はがきを使う場合でも、手書きで一言メッセージを添えることをおススメします。

基本的な構成は

① 季節の挨拶
② 時候の挨拶 向寒の折など。
③ 様子を尋ねる挨拶
④ 自分の近況報告
⑤ 結びの挨拶 厳寒の折、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。など。
⑥ 平成〇年〇月吉日や、2〇〇〇年〇月など。
⑦ 差出人の名前、住所、郵便番号、電話番号も可

喪中

寒中見舞いの文例で喪中の人に出す時期は?

もともと寒中見舞いは、寒さが厳しい時期に相手を気遣って、お互い近況を報告し合うという季節の挨拶状です。

寒中とは小寒と大寒に当たる期間で、寒の入りの1月5日頃から立春の前日である2月4日頃までを指します。ちなみに立春を過ぎると余寒になります。

2月3日の節分が過ぎると立春になるので、寒中は使わないよう注意してください。

寒中見舞いのはがきを出すベストの時期は、1月7日の松の内を過ぎてから1月下旬までに投函するのが良いでしょう。

まとめ

喪中の友人に寒中見舞いを出すとき、気を付ける点は次の2点だけだと考えます。

相手を思いやり励ましの言葉を添え、自分は元気にしているよ、と伝えることです。

寒い時期、身内を亡くして寂しい思いをしている友人に、あなたの寒中見舞いが小さな暖炉になって、友人を暖めてくれるようなはがきになるといいですね。